インタビュー

2020年 新人エンジニア向け研修の様子を教えてもらいました!

はじめに

こんにちは、マイナビエンジニアブログ編集部です。

コロナ禍の混乱のなかで行われた2020年の新人エンジニア向け研修は、新入社員の皆さんのために多くの社内外の方のご協力によって無事に終了しました。

今回はその研修を主催した研修担当者の関根さんと、実際に受講された新入社員の皆さんから当時の様子をお話しいただきました。

※取材・撮影は、感染防止に配慮した現場環境にて実施しております。

今回の座談会メンバー

今回の座談会メンバー

新人研修担当者

関根さん(左から2番目):システム統括本部 IT事業推進統括部 ITソリューション部 ITシステム課

新入社員の皆さん

O.Yさん(右):HRシステム事業部 ナビシステム統括部 採用支援システム課
O.Yさん(中央):システム統括本部 IT戦略推進部 データアナリティクス課
G.Aさん(左):システム統括本部 IT事業推進統括部 インフラソリューション部 インフラシステム課

新入社員座談会! 学生時代や入社後3ヵ月間のことを振り返ってもらいました

新人エンジニア向け研修で、技術者として、人として大きく成長!

関根:当社ではIT人材の育成に注力するため、今年から新人エンジニア向けの研修カリキュラムを強化。
会社の全体研修とは別に、社会人としての基本を身につける「ビジネス研修」、エンジニアとしての基礎スキルを磨く「IT研修」、職場理解を深める「社内研修」を実施しました。

【前編】2020年度 ITエンジニア職の新入社員研修を実施しました

関根:ほかにも、研修担当との1on1ミーティングや3分間スピーチなど、新入社員の成長を多方面からサポートしたのですが、実際に参加してどうでした?

O.Y:しばらくはオンラインでの研修だったので、最初は不安でした。けれども最終的には、知識&技術面ともに大きな成長を手に入れることができたので大満足です。

O.Y:知識を身につける座学から実践さながらの模擬システムの開発まで、カリキュラムが大充実。文系出身の私でも、着実にITスキルを磨くことができました。

G.A:対面での研修がスタートしたのは、緊急事態宣言解除後の5月26日から。グループワークやチーム開発など、周囲と協力しながら進めるカリキュラムを通して、同期と距離を縮めることができたのがよかったです。

関根:コロナの影響で当初の予定が狂ってしまい、実はスケジュール調整がものすごく大変だったんです。けれどもそう思ってもらえたなら、頑張ったかいがありました。
ちなみに、一番印象に残っている研修は?

O.Y:「IT研修」の後半で行ったチーム開発です。実際に手を動かして、サイトの構築からサーバの設定まで、一連の流れを経験できたのは大きな収穫でした。

O.Y:同感です。私たちが手がけたのは、図書館の蔵書システム。身につけた知識をアウトプットすることで、それまで点と点だった知識が線でつながったんです。
実際にシステムが稼働するのを目にして、少しだけ自信がつきました!

G.A:チーム開発では、プログラミングに時間がかかりすぎてプレゼンテーションの準備がおろそかに。この失敗から、タイムマネジメントの重要性を学ぶことができました。
もうひとつ印象に残っているのは「ビジネス研修」。感情を伝えるうえで背筋や身振りが大事という話や、伝わりやすい文章を書くロジカルライティングの話は、とても興味深かったです。

期待に応えるために頑張らなければ、という意識が芽生えた

関根:新人エンジニア向けの研修を実施するにあたって、社内外の多くの方が協力してくれました。
そういった様子を目の当たりにして、何か感じたことはありますか?

O.Y:「社内研修」で上長が各課の説明をしてくれたり、「IT研修」のプレゼンテーションを多くの方が見に来てくれたりと、新人研修はたくさんの人のサポートのもとで成り立っているんだなあ、と実感させられましたね。

O.Y:さまざまな会社の研修を担当されている外部講師の方が「これだけの人が協力してくれるなんて、あまりないことだよ」と言っていたのが忘れられません。
それだけ当社が教育に力を入れていることを知り、身が引き締まる思いでした。

G.A:2人と同じで、社員が一丸となって新人エンジニアに温かい視線を注いでくれていることが、本当によくわかりました。
新人研修の集大成となる成果報告会に、多くのギャラリーが来てくれたのにはビックリ。そんな皆さんの期待に応えるために、精いっぱい頑張ろうとモチベーションがあがりました。

関根:今回の研修では1on1ミーティングでつい話し込み、皆さんの成果報告会前の大事な準備時間を奪ってしまうなど、個人的にいろいろな反省点がありました。
新人研修を振り返って、皆さんも「もっとこうすればいいのに」と思ったことなかったですか?

O.Y:あくまで個人的な感想ですが、チーム開発の期間がもう少し長ければありがたかったです。
というのも、時間的な制約があったので、システムに必要最低限の機能しか搭載することができなくて。
自分たちの開発スピードにも問題があったのですが、もっと時間があればいろんな機能をつけられたのにな、と心残りなんです。

O.Y:大満足の研修でしたが、強いて言うなら情報セキュリティについて、さらに深掘りして学んでみたかったです。
多くの個人情報を扱う会社として、セキュリティ対策はとても重要。新人たちの当事者意識を高めるためにも、有益だと思います。

G.A:いろいろな学部の出身者がいるので、同期のITスキルのレベルもさまざまです。プログラミングの経験が少ない人も多いので、もう少し実践的に学べるチャンスが多いといいのかなと感じました。
また、私のような情報系出身者が、経験の浅い人をサポートする場があってもよかったかも。人に教えることで、自分自身も多くの学びを得られますからね。

期待を超える付加価値を提供できるエンジニアへ

関根:全体研修を含めて2ヵ月半の新人研修のなかで、皆さんは大きく成長しました。
今はそれぞれの配属先で実践的にスキルを磨いている最中ですが、「新人研修の経験が生きている」と思ったシーンがあったら教えてください。

O.Y:設計書を見ながらシステムの検証をする際などに、「IT研修」で身につけた知識やスキルが生きています。ただ、まだ配属されたばかりなので、実際に手を動かしてプログラミングを行うことはしていません。
今後は、新人研修で学んだことを実務のなかでもっと生かして、活躍していきたいです。

O.Y:新人研修のおかげで、わからないことをすぐ人に聞くのではなく、まず自分で調べるクセがつきました。結果、配属先で主体的に行動できていると思います。
成果発表会で宣言したように、今後は「知識を吸いきったスポンジ」を目指して、積極的に新しいことを吸収していこうと思っています。

G.A:日々、「ビジネス研修」で学んだロジカルライティングのスキルが生きていると実感しています。
現在、サーバの消去に関するマニュアル作成に携わっているのですが、誰にでも理解できるよう論理的に書くことを意識しています。定例会議の報告をする際も、結論から先に伝えるようになりました。
自ら学びにいく姿勢と学んだことを忘れないための復習を大切にし、大きく成長していきたいです。

関根:新人研修は、長い社会人生活の「初めの一歩」。皆さんには多くの学びの機会を与えましたが、そこで身につけた知識やスキルをどう生かすかは自分次第です。
入社1年目の特権は、いくら失敗をしても許されること。「失敗して当たり前!」と思って、積極的に新しいチャレンジをしてほしいと思います。

社会人生活は、決して楽しいことばかりではありません。悩むこと、迷うことも少なくないでしょう。
けれども、壁にぶつかった経験は必ず成長の糧になると思います。

新人研修の際にもお伝えしましたが、当社でエンジニアとして活躍したいなら「伝書鳩にならないこと」が大切。

依頼された案件を言われたとおりにこなすだけではなく、自分なりの付加価値をつけて次の人へバトンを渡せるエンジニアへと成長してもらいたいのです。そういった方なら、いくら技術が進歩しても必要とされる人材になれるはず。

ぜひ皆さんも、期待を超える付加価値を提供できるエンジニアを目指してください。

一同:はい、頑張ります!

おわりに

いかがでしたでしょうか?
1年後には、実務を経験して大きく成長を遂げた皆さんの姿を取材してお届けする予定です。
新入社員の皆さんの、今後のご活躍を応援しております!

※本記事は2020年7月時点の内容です。

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