会社生活

2022年システム職新人研修・振り返り~研修カリキュラム編~

はじめに

はじめまして!22卒で開発エンジニアとして新卒入社したS.Kです!

この記事では、今年度マイナビのシステム職向けの研修について、具体的にどんなことを学んだのか紹介していこうと思います。
主にマイナビのシステム職の研修内容が気になっている学生の皆さんを対象として、イメージがつかめるような記事を作りたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!

全体のスケジュールと前提情報

スケジュール

まず最初に、研修のスケジュールをまとめました。システム職の新人研修は、3か月間にわたります。
3か月間で、社会人としての基礎からWEBアプリの開発演習、新規事業提案まで幅広い内容を学びます。

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最初は「3か月って長いな..」と思っていたのですが、1つ1つの単元がとても充実していたため、あっという間に終わってしまいました。
09:15の始業から、17:45の終業までみっちりやりますので、大学時代のスケジュールと比較しても、結構タイトだと思います。その分、集中して勉強に取り組むことが出来ましたし、同期・先輩社員ともとても仲良くなれました!
また、私たちの研修は以下の2点の特徴があります。

  • 技術力の幅
    22卒では、システム職の採用はシステムエンジニア職、開発エンジニア職、データサイエンティスト職、WEBマーケティング職の4つに分かれています。
    採用職種によって一概に技術力を判別することはできませんが、例えばwebマーケティング職ではあまりコーディングをするような業務は想定されないので、ITが未経験の同期もいます。
    そういった様々なバックグラウンドを持つ同期が同一の研修を受けるため、苦手な人は得意な人に教わって、得意な人は苦手な人に教える、といった場面がたくさんありました。

  • 研修運営
    会場の用意や講師の方のアテンド、連絡事項などを新入社員自身でやるのも今回の研修の特徴でした。
    これに関しては、別の記事で詳しくまとめているので、併せて読んでみてください!

▼研修運営についてはこちら!同期で座談会を行いました!

2022年システム職新人研修・振り返り~研修運営編~

以上の点で、ただ技術を教わる以上に、社会人として、マイナビ社員として、必要な要素を身に着けられる研修だったのかなと思います。
ここからは、それぞれの研修について説明していきます。

マナー研修、事業部研修など

マナー研修

入社式を終えた僕たちを待っていたのは、マナー研修でした。
マナー研修と事業部研修は営業などの他の職種の方と一緒に行います。
主に以下の内容を学びました。

  • 電話応対
  • 名刺交換
  • あいさつ
  • メール
  • 言葉遣い,,,etc

名刺交換・電話応対など、おそらく多くの人がイメージしているマナー研修の内容と一致していると思います。技術力だけでなく、このような社会人・ビジネスマンとしての基礎も身に付けられるのはマイナビのシステム職ならではなのかなと思います。

マナー研修を通じて学んだことは「この数年でオンラインMTGや在宅ワークが浸透してきてコミュニケーション量が以前より減ってきているけど、機会が限られているからこそ、言葉遣いや身だしなみ、振る舞いには気をつけないといけない」でした。
改めて自分の言動を見つめ直す、良い機会になったと思います。

テキスト.png

使用した教材の一部

事業部研修

続いて、5日間の事業部研修です。
事業部研修というのは、就職事業部(代表サービス:マイナビ20XX)、転職事業部(代表サービス:マイナビ転職)、アルバイト事業部(代表サービス:マイナビバイト)のいずれかの事業部で、営業職と一緒にビジネスモデル/営業フローの学習・テレアポの練習などをする内容となっています。
「システム職はITのことだけ学べばいいじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、事業会社のエンジニアとして、実際に自分たちが作ったサービスがどのように使われているのか、どのようにマネタイズされているのかについて知ることは、とても価値があったなと個人的に思います。
また、コミュニケーション力や行動力に秀でている営業職の同期を見ていると、刺激を受けて自分ももっと頑張ろうとも思いました。

オンボーディング研修

3日間のオンボーディング研修では、本格的なIT研修が始まる前準備として、miroなどのツールを使用したグループでのディスカッションの仕方や、3C分析によるマイナビの研究、自社サービスの新規機能の提案などを行いました。

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miroを使用したディスカッション

上の図からも分かるように、システム職というよりは、ビジネス寄りの研修となっています。
例えば3C分析では、自社のビジネスの振り返りから始まり、競合他社の分析などを行ったうえで、今後のマイナビのビジネスの考察まで行いました。
また、自社サービスの新規機能の提案では、Point of Xやバリューマップといったビジネスのフレームワークを使用しながら、タイトな時間設定の中、考えに考え抜いて最終的な提案を行いました。

この研修を通して、改めてマイナビの業界内での立ち位置であったり、今後の進むべき方向性について考えることが出来ました。
また、社会人として限られた時間設定の中、グループの意見をまとめて提案までもっていくためのツールやフレームワークなどについて学べる貴重な機会でした。
繰り返しになりますが、マイナビのシステム職として、技術力は前提とした上で、ビジネスにも興味・関心を持つことが求められているのだなと感じました。
技術を知っているからこそ思いつくビジネスアイデアもあると思うので、僕も将来、いつか新規事業を提案できたらなと思います!

Python、フロントエンド、インフラなど

ここから、いよいよシステム研修らしくなっていきます。
web開発に関連する以下のような技術を学びます。

  • IT基礎
  • アルゴリズム
  • SQL
  • Python
  • フロントエンド(HTML, CSS, JavaScript)
  • Flask
  • Linux
  • AWS

スケジュールをみていただくと分かりますが、これらの内容を数日程度でこなしていきます。そのため、研修で全てのことを学ぶというよりは、導入と要点を学ぶ形になります。
この導入と要点を学ぶ形式の目的は「システム職は常に勉強をしないといけない職種。だから研修では自分自身で学ぶ術を知ってもらう。」という目的があったからです。

そのため研修では、講師や先輩にはその技術の概念と要点だけを教わり、あとは自分たちで技術を深めていく手法で進みました。結果、「不明点や疑問点などを正確に問う質問力」「自力で解説サイトを探す検索力」「人に分かりやすく教えるティーチング力」など、今後の実務でも役立つスキルが多く身についたと思います。

また同期の中でも技術力の差があるため、分からない人が分かる人に教わることが良くありました。それによって、あまりIT経験がない同期でも、最後まで研修についていくことが出来たのかなと思います。一方、教える側も説明している過程で理解があやふやな点に気づいたり、より深く理解することが出来て勉強になったという人が多かったです。

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先輩に教わっている場面

チーム開発

3か月間の研修を締めくくるのがチーム開発になります。
チーム開発とは、6~7人の班に分かれて、要件定義から設計、実装、テストまでを2週間で行う研修です。私たちの場合は、PythonのFlaskというフレームワークを利用して、チケットの予約サイトを作成しました。

それぞれの班はユーザー側の立場も兼ねていて、例えばA班はB班に自分たちのサイトにほしい機能を依頼して、B班はA班に自分たちのサイトにほしい機能を依頼します。

開発というとコーディングをイメージする方も多いと思うのですが、チーム内でのコミュニケーションやお客さん役とのコミュニケーションの面で苦労している班が結構ありました。
例えばチーム内のコミュニケーションで言えば、それぞれが何をやっているか共有出来てなくて同じ仕事を二人でやっていたり、逆にやらなきゃいけないことを誰もやっていなかったりといったことがあったみたいです。

また、お客さん役とのコミュニケーションで言えば、打ち合わせを重ねてお客さん役の要望を拾っていく過程で、お客さん役が想像しているサイトと自分たちが想像しているサイトが違っていたりして手戻りが発生したりといったことがありました。
実際の業務でも。タイトな時間設定で社内外の人々とコミュニケーションをしていく過程で様々な問題が生じるということはよくあることだと思います。その中でこの研修では、エンジニアの能力の尺度は技術力だけではなく、コミュニケーションやスケジュール管理といった能力も大事であるということが学べました。
また、技術やコミュニケーション、スケジュール調整など各々が得意なことで協力しあうことによって、期限内に良いものを完成させることが出来るのだなと思いました。

この開発演習は、時間設定がかなりタイトでしたので、開発プロジェクトが炎上している班も多くありました(笑) ですが時間設定がタイトだからこそ、「優先順位はどうするか?」「今回のフェーズでどこまでをリリースするか?」「効率の良い進め方は?」と技術のことだけではなく、プロジェクトマネジメントや仕事の進め方についても多く学べたと思います。

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作業風景

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作成したサイトの画面

成果発表会

チーム開発の集大成として、成果発表会を行いました。
成果発表会は現地とオンラインのハイブリッドで開催され、講師の方や先輩社員の方々が大勢いらっしゃってくれました!100人以上の先輩社員の方々が参加してくれた分とても嬉しかったのですが、かなり緊張しました(笑)

発表に関しては特にフォーマットがあったわけではないので、真面目に技術に関して話す班もいれば、いかに自分たちの班が上手くいかなかったかについて語ってくれた班もありました。

また発表後には、先輩社員のアンケートから最優秀賞、講師の方の評価からスキルアップ賞とチームワーク賞の班が選ばれました。
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表彰式

僕の班は3つの賞には選ばれなかったのですが、自分たちが納得できるものを作って、先輩社員からのフィードバックでも褒めて頂けたので、最後まで頑張って良かったなと思いました。
チーム開発では一人での作業とは違った苦労やストレスがあり、なかなか上手くいかないことも多かったですが、その分この成果発表会後の達成感は最高でした。
業務ではチーム開発が基本になると思うのですが、上手くいかないときはこのチーム開発で味わった達成感を思い出して頑張ろうと思います!

さいごに

以上が、22卒システム職の研修振り返りになります。
もっと話したいことがたくさんあるのですが、あくまで概要ということで、今回はこのくらいで終わりにしたいと思います。
さらに詳しい話を聞きたい人は、インターンや説明会に参加すると教えてもらえるかもしれないのでぜひ、いろんなイベントに参加してみてください!

今後も研修で学んだことを生かして、これから頑張っていきたいと思います!

※本記事は2022年10月時点の内容です。

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