2024/10/28

テクノロジー

Salesforce社が毎年開催している世界最大のカンファレンスイベント「Dreamforce2024」に参加してきました。

この記事の目次

    Dreamforceについて

    Dreamforceとは、Salesforce社が毎年開催している世界最大のカンファレンスイベントになります。
    世界中のSalesforceユーザが集まり、基調講演やセッションからインサイトや成功を共有し、業界の最新イノベーションやテクノロジーの未来を学ぶことができる場となっています。

    1. Dreamforce2024

    Dreamforce2024は、9/17日~9/19日の3日間、サンフランシスコで開催されました。
    世界中から45,000人以上、日本からは700人以上の顧客・パートナーが現地参加されたそうです。

    今年のDreamforceのテーマは、
    『Humans with Agents drive customer success together』
    (人とAIエージェントが共同して顧客の成功を支援する)
    と掲げ、「AIの第3の波」についてメインテーマとして取り上げられました。
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    WEBページ: https://www.salesforce.com/dreamforce/

    2. AIのイノベーション(第3の波)

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    Dreamforce2024では、「AIの第3の波」が取り上げられました。

    ここでは、AIのイノベーションを紹介させていただきます。
    第1の波では「Chatbot」でAIが質問に対してルールベースで回答することができるようになりました。
    第2の波では「Copilot」でAIベースで処理をすることができるようになりました。例えば、AIがメール作成や要約をし、人の業務をアシストすることができるようになりました。
    そして、第3の波では「Agentforce」というAIプラットフォームが発表されました。こちらは、目的に対して計画を作成し、オーケストレーション、実行することができます。第2の波では、アシストすることまででしたが、第3の波でアクションを実行することまでできるようになり、人のように業務をこなすことができるようになりました。

    マイナビでは、現在「Copilot for Microsoft365」など議事録や資料作成に利用していますが、「AIの第3の波」を導入することでさらに業務を効率化できるとともに新しいところに目を向けられる時代がくると感じました。

    3. Agentforce

    「Agentforce」とは、自律型AIエージェントとなり、営業・サービス・マーケティング・コマースなど、ビジネスのあらゆる領域で活用できるAIプラットフォーム。
    簡単に言うと、Salesforceに蓄積されたデータをもとにAIが人のように業務をこなすエージェントとなるプラットフォームのようです。

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    また、Salesforceの新しいアーキテクチャが同心円の図で示されました。
    これまでSalesforceが掲げてきた「Customer 360」の基盤としてData Cloudが位置づけられ、その外側の顧客接点のレイヤーにAgentforceが配置されています。
    この新しいアーキテクチャは、Data CloudがSalesforceプラットフォームの心臓部として機能し、Salesforceに蓄積されたデータを集約し管理します。そのデータを利用し、各「Agentforce」が顧客との関係性に直接反映させる役割を担うことを示して紹介されていました。

    4. SalesAgentのご紹介

    「Agentforce」は、営業・サービス・マーケティング・コマースなど、ビジネスのあらゆる領域で活用できるAIプラットフォームになります。

    ここでは、営業組織のための「Sales Agent」を紹介させていただきます。
    「Sales Agent」とは、営業組織のための「Agentforce」になります。
    「Sales Agent」には、「Einstein SDR」と「Einstein Sales Coach」のエージェント機能があります。

    ①Einstein SDR

    Einstein SDR Agentは、見込み顧客と自然言語で自律的に対話し、問い合わせへの対応や営業担当者とのミーティングを設定することができます。
    今後、見込み顧客や一度契約いただいたお客様に対して、Agentにより問い合わせ対応をすることできると営業担当者に時間ができますね。

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    ②Einstein Sales Coach

    Einstein Sales Coach Agentは、お客様役として、ヒアリング、プレゼン、交渉時のシミュレーションを行い、営業担当者と自律的なロールプレイを実行することができます。また、実際に商談に参加し、商談進行中にアドバイスをすることもできます。
    この機能を使うことで、営業担当者全体の商談スキルも向上し、その結果商談成功率もあがることへ繋がると思いました。

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    5.(おまけ)Waymo

    Dreamforce2024では、「Agentforce」が「AIの第3の波」と紹介されていましたが、サンフランシスコの街中にも「AIの第3の波」がありましたので紹介させていただきます。

    サンフランシスコでは、Waymoという完全無人の自動運転タクシーが走っていました。
    Waymoは、現在 アリゾナ州(フェニックス)、カリフォルニア州(ロサンゼルス/サンフランシスコ)にて自動運転タクシー「Waymo One」を商業運用しているそうです。
    「AIが人のように業務をこなす」まさしくこういうことなんだなと実感しました。

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    WEBページ: https://waymo.com/

    6. まとめ

    Dreamforce2024に参加し、これからは人とAIが共に働く時代がやってくることを実感しました。
    その第一歩がSalesforceの「Agentforce」になるかもしれません。
    また、今後のビジネスの中心は、AIによりデータ駆動型の意思決定がされる方向性であるそうです。
    そのために、まずデータを整理すること、データの繋がり作ることが最低限必要と感じました。
    今後のAI共同時代に向けて、データ活用を意識し業務を遂行していきたいと思います!

    ※本記事は2024年10月時点の情報です。

    著者:マイナビエンジニアブログ編集部