会社生活

2023年システム職新人研修・振り返り~研修カリキュラム編~

はじめに

こんにちは!23卒の開発エンジニアのT.NとN.Yです。
この記事では、今年度行われた、マイナビのシステム職向けの新卒研修について、具体的にどんなことを学んだのか紹介していきます。
主にマイナビのシステム職に興味のある学生の皆さんを対象として、イメージをつかめるような記事を作りたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

全体スケジュールと前提

前提条件

今年度システム職として採用された新入社員は、システムエンジニア、開発エンジニア、データサイエンティスト、デザイナー、マーケター、企画職など、配属職種は様々です。
しかし、新人研修では職種関係なく全員が3ヶ月間同じ研修を受けました。
これは、専門に関係なく基礎的なITスキルを身に着けることで、将来的に「複数職種を跨いで活躍する人材になる」ことを目的としているからです。

スケジュール

最初に、研修期間のスケジュールをまとめました。
システム職の新人研修は、3か月間にわたって実施されます。ビジネス基礎などの社会人として必要なことから、WEBアプリの開発演習まで多岐に渡って内容を網羅していきます。

いかがでしょうか?
マイナビについて知る研修から、ITの基本的な知識やアプリ開発の流れまで、3か月間盛りだくさんな内容であることが分かるかと思います!

研修期間中は毎日の日報記入があり、長期間にわたるアウトプットを通じて、研修が始まる前と終わった後で自分自身がどのように成長し、変化があったのかを感じることができました。

また、1人三分で自分の好きな事などを発表する「三分間プレゼン」を実施し、スライド作成や短時間で伝える力、大勢の前での発表など、配属されてからも必要となるスキルを養うことができました。配属先の異なる同期の発表を聞くことができたのも研修ならではだったと感じています。

さらには、研修を受講するだけでなく、研修を自分たちで運営することもありました。
会場の用意や講師の方のアテンド、連絡事項などを新入社員自身で行いました。
▼こちらに関しては、別の記事で詳しくまとめているので、併せて読んでみてください!
2023年システム職新人研修・振り返り~研修運営編~

ただ技術を教わる以上に、社会人として、マイナビ社員として、必要な要素を身に着けられる研修だったのかなと思います。
ここからは、それぞれの研修について、一つずつ説明していきます。

ビジネス研修、事業部研修など

私たち新入社員が研修で学ぶものは、テクノロジーに関することだけではありません。
まずは、デジタルテクノロジー戦略本部の各部門の役割について、それぞれ説明を受けました。
他にも下記のように、様々な研修を通じて新社会人としての準備をしていきました。

オンボーディング研修

オンボーディング研修では、まずはテクノロジー分野の発展についてを学び、そこから自社事業についてを考えました。また、実践的に学びを深めるために、サービスについて分析するワークを行いました。
ペルソナ設定や3C分析といった、沢山のワークを通じて、マイナビの一員としてのマインドセットを養うことが出来たのではないかと思います。

事業部研修

マイナビには、就職事業本部(代表サービス:マイナビ20XX)、転職事業本部(代表サービス:マイナビ転職)、アルバイト事業本部(代表サービス:マイナビバイト)など、多くの事業部があります。

総合職の各事業部配属の新卒を対象とした本研修は、各事業部ごとに実施されます。サービスやビジネスモデルの理解から営業フローの学習まで、様々なカリキュラムが用意されていました。

私たちも、営業を始めとした他職種と共に研修に参加し、カスタマーへの提案やテレアポの練習に参加しました。「システム職なのに営業の練習?」と思う方がいるかもしれません。ですが、自分たちが携わる市場やサービスについて知ることは、今後仕事をしていく上でとても重要なことです。この研修を通じ、会社全体において課題を解決するためにシステム職が担う役割を学ぶことができました。

他にも、マーケティングの基礎や、ロジカルシンキングを学ぶ機会がありました。
どんな業務に携わるにせよ、問題解決能力やコミュニケーション能力は欠かすことができません。これらの研修は、今後ずっと使える力を養うキッカケになりました。

Python、フロントエンド、インフラなど

IT研修では、web開発に関連する以下のような技術を学びます。

  • アルゴリズム
  • Linux / AWS
  • HTML / CSS
  • データベース
  • Python / Flask

短い期間で上記の範囲をカバーするカリキュラムですので、技術に関しての知識を深めるためだけのものではありません。
「自分で考えて、自分で行動していく力を身に着ける」力を養うことが、ゴールとして掲げられていました。

もちろん、技術に慣れている人もいれば、初めてエディタを開く人もいます。習熟度や得意なことはバラバラですので、研修中のワークでは、互いに協力しながら取り組むことが多くありました。教える側も教わる側も、どうすれば自分の考えが上手く伝わるか、工夫を重ねて上達したように感じます。
同期たちと共に頑張ることで、技術面の成長だけでなく、今後も役立つ自走力を身に着けることができました。

また、私たちは、自習日や空き時間を活用して、それぞれ基本情報やITパスポートなど資格試験の受験を行いました。
これからIT職として働く基盤を固めるための、有意義な時間を過ごせたと思います。

チーム開発

技術研修の締めくくりとして、チーム開発を実施しました。
6〜7人の班に分かれて、要件定義から設計、実装、テストまでを2週間で行いました。
PythonのFlaskというフレームワークを利用して、チケット予約サイトを作成することが、今回与えられた課題です。
この課題には、「全員1人1機能は実装する」という条件がありました。
ですので、得意不得意に関わらず、全員がIT研修で学んだことを活かして開発に取り組む必要がありました。
一方で、開発を行うためのヒアリングや設計書を作ることも必須です。採用職種とは関係なく、上流から下流までをひと通り経験することとなりました。

下の画像は、とある班の作成した成果物です。

この演習では、それぞれの班は開発請負側であると同時に、ユーザーの立場も兼ねています。
例えば、A班はB班に対して「こんな機能があるサイトを作ってほしい」と依頼します。反対に、B班もA班に対して要望を依頼する、といった感じです。
二つの立場が並行するため、慌ただしくはありましたが、両方の立場を経験するからこそ、ユーザー側と開発側との合意を探る難しさを知ることができました。
個人的には、ヒアリングが難しかったです。班員のキャパシティやリリースまでの期間を踏まえて妥協を探ることが、特に大変でした。

また、チームでの開発ですので、個人が黙々と取り組んでいるだけでは成り立ちません。スムーズな協力と連携のためにも、メンバー間で役割分担やタスクを共有することは、必須の課題でした。
演習開始のころは、情報共有や連携が上手くいかず、手戻りの発生する場面が散見されました。中には、グループ内でgithubの運用が整備されておらず、コードが消え飛んでしまうアクシデントが起こることもあったそうです。
様々なトラブルが発生していましたが、運用マニュアルの作成や共有ツールの導入など、問題解決力を活かすことで、一つずつ解決できました。

成果報告会

3か月の研修の最後、チーム開発の集大成として、成果発表会を行いました。
私たちは、実装したサイト紹介と開発演習から得た学び、また、研修を通じた成長の三項目について発表を行いました。
劇形式で発表してみたり、キャッチーなスライド構成にしてみたり、伝え方に関して個性が光る発表会となりました。
最後の締めくくりとして相応しく、3か月かけて学んだことを総動員することができたのではないかと思います。

成果報告後には、三部門での賞が用意されていました。参加してくださった先輩社員たちの投票によって最優秀賞と発表賞の班が、講師の方の評価からは技術賞の班が、ひとつずつ選ばれました。

賞を頂けることはもちろん嬉しいですが、何よりも、自分一人ではできなかった挑戦があったことが、この研修を通じた一番の収穫だったと思います。
研修で得たすべてを、これからの糧として活かせるように、今後も精進していきます。

さいごに

以上が、23卒システム職の研修カリキュラム振り返りになります。
もっと詳しく聞きたい方は、マイナビのインターンや説明会に参加するといいかもしれません。
ぜひ、いろんなイベントに参加してみてくださいね!

※本記事は2023年10月時点の内容です。

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