インタビュー

新卒向け就職活動サイト『マイナビ20XX』を支える東京メディア制作部とは?

はじめに

こんにちは、エンジニアブログ編集部です。

学生の皆さんにはおなじみの、新卒向け就職活動サイト『マイナビ2022』。
このサイトに掲載される求人情報のうち、首都圏の数千件もの記事を手がけているのが、マイナビ 東京メディア制作部です。

今回は、これからグランドオープンに向けて繁忙期を迎える東京メディア制作部の、例年とは異なる取材事情や舞台裏をご紹介いたします!

※取材・撮影は、感染防止に配慮した現場環境にて実施いたしております。

プロフィール

N.Hさん

就職情報事業本部 東京メディア制作部/部長

2005年、新卒入社。
営業を経て、東京メディア制作部へ異動。
新卒向けマイナビの制作進行のほか、変化の早い社会に対応すべく、新しい技術の導入なども模索。より良い制作体制づくりに尽力しています。
趣味は、株取引などの資産運用。

K.Yさん

就職情報事業本部 東京メディア制作部

新卒で、大手グルメサイト運営会社に入社。
営業に携わるなかで、「売る」より「つくる」仕事に興味があることに気づき、社会人2年目の2019年にマイナビに転職しました。
入社後、半年間は主に取材のディレクション業務を担当。
現在は『マイナビ2022』の制作スタートに向けて、新体制の構築に携わっています。
趣味は、筋トレ・スノボ・キャンプ・国内旅行・ホラー映画鑑賞など。

記事づくりの司令塔として『マイナビ2022』の取材・制作・進行管理を担当!

東京メディア制作部

N.H

新卒向け就職活動サイト『マイナビ2022』の制作に携わっている東京メディア制作部。具体的には、どのような仕事を行っていますか?

N.H:ひと言でいえば、『マイナビ2022』に掲載されている企業情報の取材・制作・進行管理です。
記事づくりの司令塔として、営業が案件を受注してからクライアントのページが公開されるまでをトータルで担っています。

K.Y:まずは、営業担当者から取材依頼システムを通して依頼を受け、その後、進行管理システムを使用して案件をディレクター間で振り分けます。
それから取材・撮影を行うライターやフォトグラファーを手配し、取材当日は取材・撮影がスムーズに進むよう、クライアントとの調整や、ライター、フォトグラファーへの指示出しを行います。
取材実施後、上がってきた原稿や写真をチェックし、制作システムにて掲載画面を制作してクライアントに提出。
何度か修正のやりとりをした後に、最終確認をいただいてサイトにアップ、というのが一連の流れです。
各種システムを使用するにあたり、システム部門と連携を取りながら業務を進めることもあります。

『マイナビ2021』の掲載社数は、2万7,185社(2020年8月末時点)でした。かなり膨大な数ですが、繁忙期は1日にどれくらい取材・撮影が行われますか?

N.H:あくまで東京エリア担当の東京メディア制作部の場合ですが、例年多いときで1日50件以上取材・撮影を実施しています。
ちなみに、制作に協力してくれている外部のライターやフォトグラファーは、それぞれ100名以上にのぼるんですよ。

取材・制作・進行管理を担う、ディレクター業務のやりがいについて教えてください。

K.Y:大きな達成感を味わえるのは、私たちが制作したものをクライアントが気に入ってくださったときです。また、ライターやフォトグラファーと一丸となって、モノづくりを行う過程も楽しくて仕方ありません。
ある新規クライアントを担当した際、事前に企業情報を念入りに調べて多角的に提案できるよう準備を行いました。現場でライターやフォトグラファーが積極的に提案してくれたこともあいまって、クライアントから「とてもいいページができました。ありがとうございます」と感謝の言葉をいただけたのです。
このときの喜びは、今でも忘れることができません。

学生の「知りたい」と企業の「伝えたい」をつなぎ、業界No.1を獲得!

東京メディア制作部

N.Hさん

前回の『マイナビ2021』は、楽天リサーチ株式会社の「就職活動に関するアンケート調査」で、学生がもっとも利用した就職サイトNo.1に輝きました。HR総研が実施した「2021年卒業生の就職活動動向調査」でも一人勝ち状態という結果に。どういった点が、学生から評価されたと考えていますか?

N.H:私たちがこだわっているのは、学生の「知りたい」と企業の「伝えたい」をつなぐということです。
そのための充実した情報が揃っていることが、マイナビの大きな強みだといえるでしょう。

K.Y:数年前に就職活動を経験した立場からすると、学生が知りたい情報がしっかり得られるサイトだと感じています。
まず、他社サイトと比較して原稿のボリュームが多い点ですね。
プレサイト(採用情報の掲載に先立ちインターンシップ情報などを掲載しているサイト)の「企業研究画面」には、社員が企業研究のポイントを教えてくれるコーナーがあるなど、その会社に興味がある学生にとって、有益な情報を提供できていると自負しています。

制作業務に関する内容に変化はありますか?

N.H:制作業務における進行・管理方法などは、大幅な改善を毎年実施しているんですよ。
例えば、昨年ですと、取材・撮影を依頼するクリエイティブの手配を外注化しました。
来期についても、取材ディレクター業務の一部外注化や首都圏の取材案件をとりまとめるため、東京のセンター化も事業部で取り組んでいます。
日々変わりゆく世の中に対して、現状維持の体制というのは、退化といっても過言ではないと思っています。
現状に満足することなく、新しい仕組みを取り入れることには、事業部としても、個人的にも常に積極的でありたいと考えていますね。

K.Y:また、秋から本格的に制作がスタートする『マイナビ2022』の制作体制が、これまでとは大きく変わることになりました。東京だけでなく、首都圏の案件すべての取材・制作・進行管理を私たちの部署で一手に担うことになりましたので、それに合わせて、現在は新たなマニュアル作成やスタッフ教育のスキーム構築を行っているところですね。
私はまだ入社1年目ですが、すでに幅広い経験をさせてもらっています。

リーディング企業だからこそ、業界の新スタンダードを創造していける

東京メディア制作部/執務室

ウィズコロナ時代においては、どういった対策をされていますか?

K.Y:できる限り密を避けるという目的で、『マイナビ2022』の取材は基本的にリモートで行うことにしました。ディレクターとライターはWebを通してクライアントとコミュニケーションをとり、フォトグラファーだけが現地で撮影を行うというスタイルにしたのです。

N.H:そのほか新しい取り組みとして検討しているのは、AI技術による原稿作成や取材の完全リモート化ですね。リモートで完結できる撮影の術なども探っているところです。
また、コロナ禍において、企業と学生が直接コミュニケーションをとれる機会が減ってしまいましたので、より企業のリアルを伝えるために、動画などにも注目して何か企画ができないか模索しています。
世の中が変化しつつある今だからこそ、新しいことにチャレンジする絶好のチャンスです。新卒市場をけん引する私たちは、新しいスタンダードを創造していく立場にありますので、その使命感をもって仕事に取り組んでいます。

『マイナビ2022』のグランドオープンに向けて、学生へメッセージをお願いします。

K.Y:「こういう仕事がしたい」という方にとっても、「どんな仕事がいいかわからない」という方にとっても有益な情報を提供し、人生の大きな分岐点に立つ学生のパートナーとして貢献していきたいです。
また、やりたいことが見つからない方は、自分がどういう瞬間に「楽しい」「おもしろい」と感じるかを振り返ってみてください。
きっと「好きの芽」が見つかり、やりたい仕事を見いだすヒントになると思います。

N.H:HRテックといった新技術が注目されています。ダイレクトリクルーティングという新たな採用手法の登場、「一括採用」から「通年採用」への動きからも見てとれるように、これから新卒採用を取り巻く環境は大きく変わっていくでしょう。
けれども、社名に込められた「人生の転機における、私の(=マイ)ナビゲーター(=ナビ)になりたい」という思いを大切にしながら、皆さんの人生の転機にマイナビがある世界を創っていきたいと考えています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

コロナ禍の現在、多くの業種において今後の方針や業務内容を見直す機会が訪れています。
学生の皆さんだけでなく、私たち自身も広くアンテナを張りめぐらせて情報を吸収していくことが、この転換期を乗り切る一手となることは間違いありませんね。

※本記事は2020年8月時点の内容です。

インタビューの記事一覧
タグ一覧
TOPへ戻る