インタビュー

マイナビ社員のお仕事を紹介【2】H.Sさん(開発エンジニア)

知識ゼロの状態でこの世界に飛び込み、ITベンダーを経て当社に転職したH.Sさん。入社後の約5年間はインフラまわりを担当し、2021年に内製開発チームが発足してからは開発プロジェクトのメンバーとして活躍。同年10月からは課長として、6名の部下を束ねながら2つのプロジェクトの進行管理などに携わっている。入社してから現在までのキャリアパスや仕事内容、マネジメントで心がけていること、社風、マイナビで働く魅力などについてインタビュー。一緒に働きたい人物像や就職活動のアドバイスも聞いてみた。

プロフィール

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H.Sさん

システム統括本部 デジタル戦略推進統括部
ITエンジニアリング部 開発1課
(現デジタルテクノロジー戦略本部)

大学時代は、経済学部に在籍。プログラミングの経験はなかったものの、幅広い業界を見ていくなかでIT業界に興味を抱き、卒業後はITベンダーに就職。そこで3年ほどセキュリティ関連のソフトウェア開発に携わった後、2015年に転職。エンジニアとしてさまざまな開発案件を経験し、現在は新しいシステムやサービスの開発を手がける組織の課長として働いている。趣味は競技クイズで、オフタイムはクイズアプリをプレイして楽しんでいる。

インフラと開発の両方を経験し、現在は課長としてマネジメントを担当

新卒で入社したITベンダーでは、セキュリティ関連のソフトウェア開発に携わっていました。待遇面や環境面の問題から長く働き続けるのは厳しいと思い、入社4年目で転職活動をスタート。待遇面や環境面に加えて重視したのは、会社の知名度。前職の会社は一般的にあまり知られていなかったので、有名な会社だと高いモチベーションで働けるのではないかと考えたのです。

最終的な決め手は、職場の雰囲気にひかれたからです。面接で当社を訪れた際、たまたま会議スペースで熱く議論している社員たちの姿を目撃。熱量が高く、本気で仕事に打ち込んでいる姿を見て、自分も彼らの仲間として、一緒に働きたいと強く思いました。

入社後は、『マイナビティーンズ』を中心に、『マイナビ学生の窓口』『マイナビミドルシニア』といった自社サービスのインフラまわりを担当。具体的には、サイトの表示速度の改善のためのサーバの増設や、サイトのリニューアルにともなうサーバの引っ越しなどを行っていました。そのほか、部内の業務効率化につながるツールの開発や、社内サーバの情報を一括管理できるサイトの構築に携わるなど、幅広い経験を積むことができました。

この頃に手がけた仕事で印象に残っているのは、社内にたくさんあるシステムのインフラ環境を統一するプロジェクトです。不具合が発生した際やメンテナンス時の業務効率化を図るために、サーバのスペックやソフトウェアのバージョンを揃えていきました。さまざまな部署との調整が必要で、苦労の連続。けれども無事にやり遂げたときは、大きな達成感を味わうことができました。

2021年、新たに内製開発専門チームが当社に誕生しました。それによって、コストを抑えながら、よりスピーディに開発を行える体制が整ったのです。そのタイミングで私は、現在の部署に異動。そして同年の10月、課長に抜擢されました。

課長とメンバーは役割が異なるだけ!立場の上下は意識していない

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課長の今は、2つのプロジェクトのメンバーのアサインや進行管理、関連する他部署との調整、外注先企業との契約業務などを担当。実際に手を動かして開発を行うというよりも、プロジェクトの統括やマネジメントのウエイトのほうが大きいです。プロジェクトのひとつは、最先端技術を駆使した求人サイトの構築。もうひとつは、内定者研修で使用しているボードゲームを、Webアプリケーション化するプロジェクトです。

6名のメンバーを束ねる課長になってから常に意識しているのは、決して自分が偉いわけではない、ということ。メンバーに仕事を割り振ったり、一人ひとりの評価を行ったりはするものの、私のほうが立場が上だとは考えていません。単に役割が違うだけと捉えているので、メンバーとはそれまでと変わらずフラットに接しています。

マネジメントをするうえで心がけているのは、共通のゴールを設定し、そのプロセスはメンバーたちに任せること。細かく指示を出すのではなく、ある程度の裁量を与えたほうが、やりがいを得られて高いパフォーマンスを発揮できると考えているからです。ただし、最終的に何かあったときの責任は自分がとる、というスタンスを大切にしています。

正直、まだマネジメントがおもしろいと思える境地にはたどり着いてはいません。おもしろいというよりも、大変というのが正直なところ。価値観や考え方、スキルのレベルは、メンバー一人ひとりで異なります。こちらの想いがうまく伝わらなかったりすることもありますし、よかれと思ってしたことが裏目に出てしまったこともありました。いきなり業務の説明を始めるのではなく、目的から話すようにしたり、どこまで理解しているかを確認しながら説明するようにしたりと、今は試行錯誤しているところです。

課長として目指しているのは、私と関わったメンバー全員に、何かひとつでもプラスになるような経験をしてもらうこと。スキルアップにつながったり、周囲に自慢できたり、自分の意外な志向を発見できたりと、何らかの形でメンバーたちの力になれたらいいなと思います。

さまざまなバックボーンや強みをもった仲間たちから日々刺激が得られる

自社のシステムやサービスを手がけるエンジニアとして働く魅力は、どこまでも理想を追求できることです。ゴールラインが決まっているクライアント案件と違い、アイデアを活かしながらブラッシュアップを繰り返し、いくらでもゴールラインを引き上げていけるのが魅力です。また自社開発の場合、実際に社内の人間がシステムを使うため、反応がダイレクトに返ってきます。「ありがとう」「助かった」という言葉が、私の原動力になっています。

知名度がある会社で働きたいと思っていた私にとって、テレビで自社CMを目にしたときもうれしい瞬間です。実家に帰省して家族と一緒にテレビを観ているときに自社CMが流れたりすると、とても誇らしい気持ちになります。大手だからこそのネームバリューや働きやすさと、ベンチャーマインドがうまく融合しているのも、当社の魅力だと言えるでしょう。

また、さまざまなバックボーンや強みをもった人材が集まっている当社。数学的な知識が豊富なエンジニアから機械学習を得意とするエンジニア、デザインができるエンジニアは、その一例にしか過ぎません。自分にない知識やスキルをもった仲間たちの存在が大きな刺激となり、周囲から多くのことを吸収できるので、自分の世界がどんどん広がっていくのを感じています。

仲間として迎えたいのは、言われたとおりに従うだけの従順すぎる方や自分の意見を押し通そうとする我が強い方より、周囲の声にしっかり耳を傾けながらも、その内容を自分なりに解釈してアウトプットしていける方だと思います。

就職活動では、無理に自分を押し殺す必要はありません。自分を会社に合わせようとするのではなく、自然体の自分に合う会社を選ぶことを心がけてください。偽りの姿で内定をもらえたとしても、入社後のギャップに悩まされるリスクが高まるだけで、何もいいことはないと思います。素の自分をさらけ出し、それをよしとしてくれる会社こそが、きっとあなたに合う会社。就職活動の際は、ぜひ自分らしさを忘れないようにしてください。

※本記事は2022年01月時点の内容です。

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