インタビュー

社員インタビュー【7】マイナビのデータドリブン化を進めるA.Yさん(SE/データプラットフォーム)

はじめに

ユーザーとの距離が近くて反応がリアルに見える自社システムの開発に携わりたいと考え、新卒でマイナビに入社したA.Yさん。これまでに、債権管理システムや予算管理システム、会計システム、経費精算システムなど、会社の根幹を支える多彩なシステム開発を手がけてきた。そして現在は、『マイナビXX』『マイナビ転職』の営業活動を支援するシステムの開発や運用を担当している。同社のセールステックを推進するキーパーソンとして活躍している、A.Yさんの仕事ぶりを紹介しよう。

プロフィール

A.Yさん

デジタルテクノロジー戦略本部 オペレーションデザイン統括部
DX推進部 セールステック推進チームSFA・CRM推進課

大学時代は、組込みソフトウェア工学科を専攻。多くの電気製品に欠かせないマイコンと呼ばれる半導体チップとC言語を使ったモノづくりを学ぶ。マイコンが搭載されている機器に配線ケーブルをハンダ付けするところから、C言語でのプログラミング、動作テストまで、精力的に作品を製作していた。2017年に新卒で入社し、現在は顧客情報管理や営業活動を支援するシステムの開発や運用・保守を担当している。休日は、小説を読んだり、映画を観たり、料理をしたりして過ごすことが多いという。

システム開発からインフラ構築、ユーザーへのレクチャーまでを経験

就職活動では、ユーザーとの距離が近くて反応がリアルに見える、自社システムの開発ができる会社を志望していました。当社に魅力を感じた理由は、事業領域の幅広さです。人材・住まい・ウエディングなど、さまざまな業界のシステム開発に携われる点に惹かれました。また、選考フローのなかで、多くの社員とじっくり向き合えたことも決め手のひとつです。面接時間外に採用担当者と2時間も話ができたほか、マネージャーや若手社員との面談の場もあり、入社後の自分の姿をしっかりイメージできました。

入社して驚いたのは、手厚い教育体制が整っていたこと。配属後は先輩が隣について、ビジネスメールの書き方からシステムの知識まで、丁寧に教えてくれました。1年目から、高額な外部研修にも参加。おかげで、スピーディにスキルを磨くことができたと思っています。

これまで私は、会社のバックヤードを支えるさまざまなシステムの開発や運用・保守に携わってきました。債権管理システムからスタートし、予算管理システム、会計システムの開発を経験しました。入社4年目には、サブリーダーとして経費精算システムのリプレイス案件を任されました。

要件定義を行って仕様を決め、設計をして、ベンダーさんに開発を依頼。システムが完成したら動作テスト、導入へと進みます。その後も改修などを通して、システムをブラッシュアップ。開発から運用・保守まで、トータルで携わることができるのが特徴です。

システム開発から始まり、インフラまわりの設計や構築、運用、システムを利用する社員へのレクチャーまで、幅広く担当しています。その分、スケジュール調整には苦労しましたが、濃く貴重な経験ができたと思います。広く浅くなタイプの私にとって、ぴったりの環境です。大変なことも多いですが、終わってみればすべてが良い思い出です。

営業の業務効率化を実現!使いやすさもしっかり考慮

2022年4月に異動となり、現在は顧客情報管理や営業活動を支援するシステムの開発や運用を担当しています。具体的には、営業のテレアポから訪問提案、案件のクロージングまで、すべてを管理する仕組みを構築しています。開発自体はベンダーさんに依頼することが多いのですが、一部内製で開発を行っている部分もあります。

携わっているシステムは、主に『マイナビXX』『マイナビ転職』の営業で使われるものです。それまでに携わってきたシステムと異なり、アポを取る、商談をする、など、見積書・申込書を顧客からいただく前段階の担うシステムです。異動してきて1年目ということもあり、営業の業務の全体像を理解するところからスタートしました。わからないことをそのままにせず、その都度チームメンバーに確認するよう心がけています。

私たちが開発しているのは、営業の業務効率化を実現するものです。例えば、営業が商談を開始してから受失注・採用に至るまでの進捗状況の可視化と情報を蓄積することにより、次回の提案に繋げる分析をすることができます。
売上・反応データ/名刺情報など他システムで管理している情報を取り込む仕組みや、チャットツール、スケジュール管理システムへ連携をすることで営業業務の効率化を図ります。

いくら良いシステムでも、ユーザーが使いづらければ意味がありません。営業担当は顧客訪問のため外出する機会が非常に多くあります。そのため訪問先から帰社した営業担当が直感で操作できるシンプルなシステムづくりを意識しています。一例をあげると、文字入力ではなくチェックやプルダウンの選択などで利用できる仕様にしています。また、30~40ページもあるマニュアルではなく、使い方を説明する動画を作成し、短時間での理解へつなげています。常に使う側のことを考え、細部にも気を配ることが大切だと考えています。

現在は、半年間で30~40案件を手がけています。私たちが開発しているシステムは、『マイナビXX』『マイナビ転職』の営業以外にも横展開することが可能です。共有できるところとそうでないところをしっかり切り分け、システムを横展開していきたいと思っています。

MAツールを活用し、セールステックをさらに加速させていく

近年、日本ではDX(デジタル変革)が注目されていますが、世界的に見れば遅れをとっています。そんななか、コロナ禍の影響で営業手法は大きく変化しています。セールステックを用いた営業活動の生産性向上に取り組む企業も増加しています。当社でも今まで以上に、セールステックを推進して顧客情報の活用と営業活動の効率化を進めていかなければいけません。

すでに、MAツール(マーケティングオートメーションツール)を活用した開発に注力しているところです。「テレアポの負荷の減少」「お客さまからの問い合わせの増加」「受注精度の向上」など、営業部門にさらに貢献していきたいと考えています。同時に、システム面から営業ノウハウがなくても売れる仕組みづくりをサポートしたいと考えており、私たちにできることは、まだまだたくさんあります。

若手のうちからプロジェクトの中核を担うことができ、自分の手で新たなプロジェクトを生み出すこともできる当社。複数の事業部のシステム案件に横断して携われることや、各システム部門間でナレッジの共有ができることも魅力だと言えるでしょう。

また、会社の将来に向けたビジョンを社長が直接語ってくれたり、事業部長がシステム部門の役割の重要性や方針を定期的に共有してくれたりするのも特徴です。自分が手がけている業務の意義や目的が明確にわかるため、より高いモチベーションで仕事に打ち込むことができます。

当社には、エンジニアにとって多彩な活躍のフィールドが用意されています。ですから、どのような方でも「やってみたい」と思える仕事が見つかるでしょう。一緒に働きたいのは、わからないことをきちんと解決しようとアクションを起こせる方。生じた疑問をそのままにせず、しっかり質問してきてくれるような方なら、着実に成長していけるはずです。

※本記事は2023年02月時点の内容です。

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