インタビュー

社員インタビュー【5】社内システム担当として会社運営の”当たり前”をつくり続けるU.Yさん(SE/情報システム)

はじめに

入社以来、マイナビの社員が利用する、さまざまな社内システムの開発や運用・保守を経験してきたU.Yさん。入社2年目で、会社全体の経費精算のデジタル化を成功へと導くなど、若手のうちから着実に実績を積み重ねてきた。入社10年目の今は、課長としてメンバーのマネジメントを担いながら、情報系システムの開発や運用・保守に携わる。そんなU.Yさんに、社内システムだからこそのやりがいやおもしろさ、マネジメントの醍醐味などを聞いてみた。

プロフィール

U.Yさん

デジタルテクノロジー戦略本部 コーポレートIT統括部
ビジネスソリューション部 ビジネスソリューション2課

大学時代に情報系学部で学んでいたため、自然にIT業界に興味を持つように。半年間、IT企業のインターンシップに参加し、受動的に学ぶ学校の授業とは違い、主体的に行動してスキルを習得することの大切さを身をもって知る。就活生にとって身近なサービスを提供している会社だったことから、2013年に新卒でマイナビに入社。現在は、マイナビグループの社員が利用する情報系システムの開発や運用・保守に携わる。休日は、家族・友人と出掛けたり、趣味でpythonを使ったプログラミングに挑戦したりしているという。

入社2年目で、経費精算のデジタル化の主担当に抜擢

情報系学部出身で、大学では要件定義の進め方など、システム開発の上流工程について学んでいました。そんな環境だったこともあり、就職活動ではIT企業を中心に企業研究をスタートしました。『マイナビ20XX』を利用していて馴染みがあったことから、最終的に当社を選びました。就職情報サービス以外に多彩なサービスを展開しており、いろいろな仕事にチャレンジできそうだと感じたことも志望理由のひとつです。

入社1年目は、先輩の補佐として勉強しながら、依頼された業務をこなしました。具体的に担当していたのは、異動など申請があった情報を社内システムに反映する業務です。また、単純作業を自動化するツールの作成にもチャレンジさせてもらえました。

入社2年目で、会社全体の経費精算をデジタル化するプロジェクトに抜擢されました。いきなりメイン担当を任されたときには、とても驚きました。社内の経理担当者と密に連携し、システムの要件や動作テストを行う際の項目を決め、実際に開発を行うベンダーさんへの発注や調整も担当しました。2年ほどかかったプロジェクトでしたが、実際にシステムが稼働したときの喜びは今でも忘れられません。「経費精算の手続きが楽になった」という声が届いたときには、大きな達成感を味わうことができました。

入社4~5年目は、社員がさまざまな申請や承認を行うシステムのリプレイス案件の担当になりました。開発だけでなく、社内向けにシステムの使い方を説明する資料の作成や説明会の運営も任されるなど、幅広い経験ができました。

その後に携わった会計系のシステム開発では、会計の知識が全くなく、利用するユーザーの業務知識を理解する必要性を痛感しました。そのため、自ら率先して簿記の勉強に取り組みました。また、会計系のシステムで万が一ミスが起こってしまうと、場合によっては取り返しがつかないことに。完成したシステムの動作をチェックするテストが、これまで経験したことがないほどシビアで、システムの精度に対する意識が高まりました。

現在は課長として内製化を推進!メンバーの活躍がやりがいに

2022年4月に現在の部署へ異動し、マイナビグループの全社員が利用する社内の情報系システムの開発や運用・保守に携わっています。スケジュール管理や予算の申請、社用車の運転許可など、扱うシステムの種類はさまざまです。新たな機能を追加するなどの改修案件が、常に100以上動いています。

それまで開発はすべてベンダーさんに依頼していたのですが、一部のシステムについては課内で内製しています。要件定義から設計、開発、テスト、リリースまで、トータルで関われる機会もたくさんあります。また、同時並行でさまざまな案件を動かしているので、場数を踏むのに理想的な環境だと言えるでしょう。

内製化のメリットは、案件をスピーディに進められることです。外部に発注するのとは違って、早ければ2週間ほどで完成させることができます。開発のノウハウを課内に蓄積できるのも、大きなメリットです。実際に手を動かして開発を行うことで、スキルアップにつながると感じています。私たちの課では、多くのシステムに共通する開発内容をテンプレート化しました。より効率的に開発を進められる体制づくりを、積極的に進めているところです。

異動と同時に課長に昇格し、現在はメンバー 名7名 のマネジメントにも携わっています。私のミッションは、目標に向けてメンバーがスムーズに仕事ができる環境をつくり、チームのパフォーマンスを最大化させること。まだまだ手探りの状態ではありますが、自分のことだけではなく、課全体の状況把握をしっかり行うことを意識しています。また、大変な案件をメンバーに任せる際は、「きっと成長につながる。一緒に頑張ろう。」と一言添えるようにしています。そうすることで、少しでもメンバーたちのモチベーションを引き出して成長に繋げられたら、と考えています。

課長としてうれしい瞬間は、メンバーたちが活躍する様子を見たときです。当社には年1回、優秀な社員が表彰される「全社表彰制度」があるのですが、メンバーが表彰されているのを目にしたときには、まるで自分のことのように喜びが込み上げてきました。

業務改善やコストを意識した「攻めのIT」を推進していく

自社内で使われるシステムを手がけるおもしろさは、ユーザーの反応がダイレクトに返ってくるところにあります。「3日かかっていた申請や承認が1日でできるようになって便利になった」「他社のシステムも検討したけど、うちのが一番使いやすい」といった声が届いたときには、自分の存在価値を強く実感できます。

そのほか、自分のアイデアをシステムに落とし込みやすいのもメリット。言われたことを淡々とこなすだけの仕事と違って、モノづくりのおもしろさを味わうことができます。社内システムとはいえ、ユーザーはグループ全体で1万人以上。たくさんの方々が日々利用するものなので、 日々大きなやりがいを感じています。

私が携わっているのは社員が利用する情報系システムですが、『マイナビ20XX』『マイナビ転職』『マイナビウーマン』『マイナビニュース』『マイナビ進学』など、サービスごとにさまざまなシステムが動いています。ひとつの会社に所属しながら、いろいろなサービスに関われるチャンスがあることも、当社の魅力だと言えるでしょう。

近年、社内ではシステム部門に対する期待が高まってきています。そういったニーズにしっかり応えられるよう、より価値あるシステムを提供していくことが今後の目標です。具体的には、システムの運用・保守といった「守りのIT」だけでなく、業務改善やコストを意識した「攻めのIT」を推進していきたいと考えています。そのためには、現在進めている内製化をさらに拡大させていくことが急務。そうすることで、マイナビグループのDX化を推進していきたいです。

一緒に働きたいのは、受け身ではなく自ら積極的にアクションを起こせる方です。何事も自分事として捉え、気づきや意見を発信していけるような方なら、きっと大きく活躍できると思います。手がけているのは自社のシステムなので、自分の想いをカタチにしていけるチャンスが多数あります。ぜひ私たちと一緒に、会社の期待を超えていけるようなシステムを開発しましょう。

※本記事は2023年01月時点の内容です。

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