インタビュー

現場エンジニアの仕事ぶりを紹介【3】M.Sさん(開発エンジニア)

ネットワークインテグレーターからキャリアをスタートし、複数社を経験。前職では不動産賃貸メディアの開発と運用を担当していた。そんなM.Sさんがマイナビに興味をもったきっかけは、システム内製化のプロジェクトに携われるからだったという。入社後、『マイナビ学生の窓口』のシステム内製化を実現させ、現在はシステム統括本部で多彩なメディアの開発を担当。同時にマネージャーとしても活躍するM.Sさんに、これまでのキャリアや転職者だからこそわかるマイナビの魅力、今後の目標、学生へのメッセージなどを語ってもらった。

プロフィール

M.Sさん

システム統括本部 IT事業推進統括部 DX推進部 メディアシステム開発課

理工学部数学物理学科物理学専攻。2001年に、新卒でネットワークインテグレーターに入社。電力系キャリアのブロードバンド化のサービスに携わる。2011年に、モバイル分野の広告・コンテンツ開発会社に転職。自社サービスの認証システムやECサイト、スマートフォンゲームの開発を担当する。2014年に転職したインターネットメディア運営会社の後輩の誘いを受け、2018年にマイナビへ。入社から半年ほどが過ぎた頃に、マネージャーへと昇格を果たす。趣味は読書で、主にビジネス書や技術書を好んで読んでいるという。

『マイナビ学生の窓口』のシステム内製化で、開発スピードの向上に成功

転職のきっかけは、前職時代の後輩の一言。私より先にマイナビに入社していた彼から、「システム内製化のプロジェクトを手伝ってほしい」と言われて興味をもちました。当時、別会社で不動産賃貸メディアの開発や運用に携わっていたのですが、新たな挑戦ができない状況に物足りなさを感じていたところ。この会社でならチャレンジングな仕事を手掛けられそうだと思い、転職を決めました。特に魅力を感じたのは、イニシアティブを発揮して内製化に向けた開発体制を構築できる点。当時関心があったRubyでの開発だったことも、入社を決めた理由です。

私に与えられたミッションは、『マイナビ学生の窓口』のシステム内製化を成功へと導くこと。途中から参加したこともあって、そもそもの経緯や現状、業務知識を理解するのに苦労しました。けれども、マイナビほどの規模感の会社で、ツールの選定やデプロイ環境の構築からトータルで携われたことは大きな財産に。入社前は内製での開発に数多く携わってきたので、身につけた知見を活かせるシーンもたくさんありました。

内製化のメリットは、ディレクターとエンジニアのコミュニケーションがスムーズに図れるようになること。それによって、その後の開発スピードが大幅にアップしました。要件について、こちらからも積極的に提案を行うことで、クオリティの向上にもつながったと感じています。プロジェクトを通して、「システム開発は内製のほうがいい」ということを再認識できました。

昨年の10月に、システム統括本部に異動。インフラエンジニアが大多数を占める事業部横断の部門で、現在は『マイナビ学生の窓口』『マイナビウーマン』をはじめ、さまざまなメディアのシステム開発に携わっています。

最近手掛けたのは、インターネット広告の配信会社がいくらで入札しているかのログを蓄積するシステムの開発。今は、基盤の構築が完了したフェーズです。今後、積極的に活用することで、さらにインターネット広告収益の成果をあげていけるでしょう。そのほか、『マイナビ農業』の求人サイトを開発しているベンダーとの技術的なディレクションを担当。さらに、社内の内製化プロジェクトにアドバイスを行う役割も担っています。

M.Sさん

実力や実績を公平に評価する社風!入社半年ほどでマネージャーに昇格

当社は、社員の主体性を尊重してくれる会社。入社してから「やりたい」と手をあげて、「NO」と言われたことは一度もありません。技術選定も自分たちで行えるので、新しい技術にチャレンジできる機会が多数あります。それまでまったく使ったことがなかったAWSを導入したときは、大きな壁にぶち当たりました。「何がわからないのかさえ、わからない」という状態からのスタートでしたが、主体的に学び続けることで大きく成長できたと思います。

身につけた新しい技術を積極的に開発に活かし、ユーザーである社内のメンバーたちの期待を超えていけるのがやりがい。「このシステムが今までで一番使いやすい」と喜んでもらえたときは、自分の存在価値を強く実感することができます。

実力や実績を公平に評価してくれる社風も、当社の大きな特徴。その証拠に、私は入社半年ほどでマネージャーに昇格することができました。以来、開発案件のコントロールのほか、月次のレポート作成や予算編成、発注・検収作業、メンバーのマネージメントなどに携わっています。マネージャーになって変化したことは、毎月のレポート作成や予算編成などを通して、売上やコストに対する意識が高まったこと。経営者目線で、物事を考えられるようになりました。

メンバーのマネージメントをするうえで心掛けているのは、チームの目標や目指す方向性をしっかり示すことです。ゴールを決めてしまったら、プロセスはそれぞれに一任。細かいことはあまり言わずに、一人ひとりが働きやすい環境づくりを目指しています。言われたことをこなすのではなく、自分で仕事を見つけて能動的に取り組めば、高いモチベーションが保てるはず。それこそが、メンバーの成長の原動力になると考えています。

マネージャーとしてやりがいを感じるのは、メンバーたちの成長を実感できたとき。昨年1月に入社してきた新人が、AWSを扱えるようになったのを見たときは、自分のことのようにうれしかったです。また、私は人をまとめるよりも、自分で手を動かして開発するほうが好きなタイプ。ただ、マネージャーというポジションになったことで、意見や提案がより通りやすくなったことは大きなメリットだと思います。

M.Sさん

エンジニア部門は発展途上。だからこそ、自分たちで文化をつくっていける

今の目標は、よりよい技術などを積極的に導入し、事業の発展に貢献していくこと。そのために、今後はマネージャーとしてより強いチームをつくっていきたいと思っています。私が考える強いチームとは、メンバー一人ひとりが自ら考え、自走できる組織のこと。ちなみに、今のメンバーたちとは細かいことを説明しなくても、「やっといて」の一言だけですべて伝わる関係性を築くことができています。

また、私のチームにはそれぞれ異なる得意分野をもったメンバーが集結。ゆくゆくはメンバーを増やし、自分のチーム内でデザインからコーディング、ロジックの実装、インフラ管理まで、トータルで担えるようにしていきたいと考えています。

当社のエンジニア部門は、まだまだ発展途上です。伸びしろが大きいので、自分たちの手で新たな価値を創造し、どんどん進化させていくことが可能。システム統括本部の技術力の向上を目指すと同時に、当社の新しい「エンジニア文化」をつくっていくことも目標の一つです。

やりたいことが明確にある方にとって、当社は最適な環境。チャンスが平等に与えられるので、若手のうちからやりたいことに挑戦し、大きな手応えを味わえるシーンがたくさんあるでしょう。求める人物像は、わからないことをそのままにするのではなく、自分で調べたり周囲に質問したりして、その場できちんとクリアにしていける方。また、言われたことを素直に受け入れ、行動に移していけるような方と一緒に働きたいと思っています。

就職活動は、人生の大きなターニングポイントです。入社後に、「思っていたのと違った」という理由で辞めてしまうのはもったいない。それを避けるためには、入社前後のギャップをできるだけ埋めることが大切です。そのためにも、説明会に参加した際や先輩社員と接したときには、気になることは遠慮なく質問するようにしてください。聞きにくい質問であればあるほど、快く率直に答えてくれるかどうかで、その会社のカルチャーがわかると思います。当社は「人」が魅力の会社。これまで複数社で働いてきましたが、ここまで人間関係が良好な職場は初めてです。当社の社員なら、どんな質問にも真摯に回答してくれるでしょう。

一日のスケジュール

11:00

出社は時差出勤。出社後すぐにメールチェックを行い、チケット管理システムで本日行うスケジュールとタスクを確認します。

11:30

システム開発の業務開始。自分のチケットの優先順位からタスクを処理していきます。急な差し込みがない限り、ほぼ自己管理ができます。

13:00

どこかのカフェで軽食。誰かと約束がない限り、本1冊と手帳を持って、食事の時間は読書にあてるのが日課です。

14:00

外部ベンダー開発者とTODOの調整。リモート会議で進捗確認などを行います。

15:00

ミーティング。事業部のメンバーと開発の要件確認を行います。

16:00

システム設計。確認した要件に対してどう実装するのが良いかを設計し、チケットに書き出します。これだけあれば要件を満たせるところまで、自ら開発を進めていきます。

20:00

区切りの良いところで帰宅。残業も自分の裁量で行っています。

※本記事は2021年03月時点の内容です。

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