はじめに
生成AIの活用方法について社員に周知するため、株式会社ELYZAのCMOである野口竜司氏をお招きし、社内生成AIイベントを開催しました。
本記事ではその内容をご紹介します。

写真:イベント終了後、野口氏とトークセッション登壇の皆様、オフライン参加者で
イベント概要
2025年1月16日(木)に開催されたこのイベントは、新宿ミライナ24階のタウンホールでのオフライン参加とTeamsを通じたオンライン配信のハイブリッド形式で行われました。
オンラインで365名、オフラインが19名、そしてアーカイブ配信の116名を含めると延べ500名が参加。社員の5%に相当する方が参加、視聴することができました。
- 参加者は営業職が全体の49%、マネージャー以上の方が全体の55%
- 参加満足度は5段階評価で4.2という高評価

写真:オフライン会場の様子

当日のハイライト
野口竜司氏による基調講演

写真:基調講演の様子

野口氏のプロフィール
1977年生まれ、福岡出身。立命館大学政策科学部卒業。
株式会社ELYZA CMO、三井住友カード Head of AI Innovation、株式会社カウネット社外取締役、
元ZOZO NEXT CAIO、日本ディープラーニング協会 人材育成委員、
金融データ活用推進協会 顧問、グロースX AI戦略アドバイザー。
著書に「ChatGPT時代の文系AI人材になる」(東洋経済新報社/2023年10月出版)など。
基調講演のポイント
- AIのIQが130を超え、人類の上位1%に相当するレベルに到達している
- AIがテキストだけでなく、音声、画像、動画など多様な情報形式を扱えるようになり、より人間に近い形で情報を理解し、出力できるようになった
- AIが仕事を奪うのではなく、AIを活用する人が仕事を奪う
- マイナビとしてもさらにAI活用を推進していく必要がある
現場社員×野口竜司氏の トークセッション

礒﨑 拓真さん
就職情報事業本部 東京営業統括本部
東京第2営業統括部 営業6部

小倉 啓太郎さん
アルバイト情報事業本部 事業推進統括本部
営業企画統括部 インサイドセールス1部

大澤 裕さん
医療・福祉エージェント事業本部
第3統括本部 第1事業推進統括部 CSチーム

金田 由梨花さん
就職情報事業本部 東京営業統括本部
東京第1営業統括部 営業推進課



トークテーマ
- 具体的な生成AI活用事例
- マネジメントにおけるAIの活用
- AI活用の障壁と課題
- AI活用促進のためのアイデア
トークセッションのポイント
- 情報収集や訪問準備に生成AIはかなり活用できる
- 事前準備や顧客理解のために音声解析ツールや生成AIを活用している
- 商談の録音・録画を要約しマネジメントに活用している
- 生成AIのプロンプト(指示文)の習得が難しいと感じるが、生成AIのプロンプト(指示文)自体も生成AIがうまく書いてくれる時代に入っているため、プロンプトの作成をAIに頼ることでハードルを下げることができる
- 新商品やキャンペーンに合わせた営業トークも生成AIで作成できる
AI戦略室長 谷本健次さんによる総評

写真:谷本健次さん

ポイント
- AI戦略室は、AIを基軸とした事業プロダクト作りに貢献するとともに、AIを活用した生産性の改善もミッションにしている
- AIを活用して営業力を高めることが重要であり、AI戦略室もその取り組みに貢献していきたいと考えている
参加者の声
本イベントは、参加者から高い評価を受け、多くのポジティブな感想が寄せられました。いくつかピックアップしてご紹介します。
- 「生成AIに仕事をとられるのではなく、生成AIを活用する人に仕事をとられるというのが印象的でした。生成AIって難しそう。というイメージが先行してあまり活用できていなかったので、積極的に活用していきたいです!」
- 「まず使ってみることが一番重要だなと感じました。登壇された方々も日々試行錯誤をされているようでしたのでそのマインドセットを持つことから始めて参ります。」
- 「ハードルが高いと思っていたAI活用が身近に感じることができ、普段の業務の中に取り入れようと思えたセミナーでした。また想像以上に色々な事業部で活用している具体例が知れてよかったです。」
- 「営業現場の活用TIPSはぜひ、今後も気軽に、且つ小さなことでも発信・共有いただきたいです。」
アンケートでいただいた要望をもとに、今後も引き続き、生成AIに関する勉強会や事例共有会の開催、少人数・ハンズオン形式の開催を企画していきます。
まとめ
今回のイベントでは、生成AIの最新活用事例やその可能性について、野口竜司氏や現場社員から貴重な知見やナレッジを得ることができました。
生成AIの実践的な活用方法について多くの学びがありましたが、特に、生成AIを活用することで業務効率化や生産性向上が期待できる点が印象的でした。
今後も引き続き、生成AIの活用を推進し、マイナビ社員のスキル向上と業務効率化を目指していきます。
※本記事は2025年02月時点の情報です。