【得意で戦う、苦手は運用で回避】エンジニアの強み弱み分析と活用術
この記事の目次
法人ソリューション開発課のS・Sです。
マイナビBiz / LIVING の新規開発 / 保守運用を行っております。
私は、前々職で、キャリアアドバイザーを経験しており、強み弱みを理解し、活かすことで楽しく、結果も出しやすくなるということを学び、エンジニアという職種でも、この考え方は同様かなと思うので、強み弱みの発見の仕方から、活かし方/対処方法をご共有できればと思います。
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この記事では、
- 自分の強み弱みを理解したい
- 日々の業務で自分の強みが活かせていない気がする
- 強み弱みは把握してるけど、その後の活かし方がよくわからない
という方に向けて、【得意で戦う、苦手は運用で回避】エンジニアの強み弱み分析と活用術について、ご紹介します。
先んじて、内容をご理解頂きやすいように、今回の内容の全体像を図に示します。
この図をイメージしつつ、読み進めて頂けますと幸いです。

そもそも、強み弱みとは?
仕事における、強み・弱みとは、何だと思いますか?
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強み・弱みは、私なりの解釈では下記だと考えています。
※ 仕事における強み弱み
強み
= 再現可能な行動で、(他者)顧客や組織に対して価値提供できるもの
- 先天的な性質/性格(活発な性格等)
- 後天的に身についた習慣(家庭環境や学校環境、会社環境、交友関係等)
- 組織内での相対的に優れる能力
弱み
= 強みの反対(一定の価値提供できる状態にするために、人よりも労力や疲弊を著しく伴うもの)
抽象的かつ漢字が多めで、イメージが湧きづらいかもしれないので、ポケモンで例えてみます。
(ポケモンは、ゲームで少しやっていた程度なので、細かいツッコミは目を瞑ってください🙇♂️)
くさ、ほのお、みずタイプを用いて考えると、それぞれこんな感じです。

先天的な性質/性格:
くさタイプポケモンのくさ技、ほのおタイプのほのお技、みずタイプのみず技
→ 通常の1.5倍になる
後天的に身についた習慣:
くさタイプだけど、レベルアップで覚えたじめんタイプの技
→ くさタイプの弱点のほのおタイプに対抗できる
組織内での相対的に優れる能力:
ほのおタイプ5匹の中にいる、くさタイプ
→ ほのおの弱点のみずタイプに強く、重宝される
ここで重要なのは、下記です。
- 強み弱みは、絶対的な優劣はなく、相対的なもの
- 強み弱みは、補い合うもの
強み・弱みの見つけ方
次に、強み弱みを活かすには、そもそも、自分が何が
- 強みなのか?
- 弱みなのか?
を知る必要があります。
強み・弱み分析の3つの方法
方法としては、中長期の過去の経験 × 他者視点 × 短期のログです。
※ ポイントとしては、主観ましましの「自己評価」だけで決めないこと
Step 1:成果3つ/詰まり3つを書き出す(過去1〜2年)
過去の仕事の中での成果、詰まったことなどを3つずつ書き出してみましょう。
出来事ではなく、なるべく「自分の行動」に寄せて、書き出してみるのがポイントです。
成果が出た仕事:
何が効いた?なぜ再現できた?といった問いをしてみる。
ex) API設計で、エッジケースを事前に洗い出し、手戻りゼロで実装完了
詰まった仕事:
どの条件で崩れた?何が不足していた?といった問いをしてみる
ex) 複数タスクの並行で、優先度判断を誤り、納期遅延
Step 2:周囲にいるあなたをよく知っている3人に聞いてみる
エンジニアであれば、PJ で一緒にお仕事をしているメンバーがあなたのことをよく見てくれているかと思いますので、お力をお借りするのがおすすめです。
質問時に、あまり難しく考えすぎると率直なものが出づらくなります。
なので、簡単で答えやすい質問をしてみることがポイントです。
ex)
「率直な印象や特徴はなんですか?」
「私に、任せたい仕事の特徴や内容は、何ですか?」
「逆に、任せると心配なポイントってありますか?」
Step 3:直近、1〜2週間の業務ログを取る
下記のような観点で、ログを書いていきましょう。
ex)
・集中できた作業/消耗した作業
・見積もりが当たった/外れた
・パフォーマンスが発揮できた状況(時間帯、割り込み、前提の曖昧さ、など)
・ミスが出た状況(時間帯、割り込み、前提の曖昧さ、など)
Step 仕上げ:3Stepでわかった共通パターンを見つけて言語化する
この3つ(実際のデータ、あなたをよく知る他者からの客観的な意見)を行った上で、共通するパターンを探して、自分がイメージしやすく言語化しましょう。
ex)
強み:
- 構造化して考えるのが得意
- 臨機応変に柔軟な対応が得意
弱み:
- 集中力の波がある
- 一人で黙々と作業をすると捗らない
強みの活かし方 ~ 私の強み(共感性・調和性/継続力)と活かした事例 ~
強み・弱みを理解した上で、それをどのように活かしていくか、について、私の事例をもとに、イメージをしやすくしていただければと思います。
私の強みは、共感性・調和性、1対1 の対話力でした。
- 意見が割れたり、温度感がズレたりする場面で、相手の背景や意図を拾って言語化する
- 摩擦を増やさずに論点へ戻す
- 双方が納得できる落とし所を作る
といった形で、チームの安心感(心理的安全)を作ったり、チームの底上げの役割を担うことが多かったです。
もう一つは、継続力・安定性。
短期的な爆発力はあまりないですが、長期的な課題を計画に落とし、期限と品質を安定させて
淡々と前に進めることが強みでした。
それぞれ分かりやすく目立つものではないですが、前職では、さまざまなPJ に参画をしてきて、口を揃えて言ってもらえていたかなと思います。
弱みの対処法 ~ 私の弱み(瞬発判断が苦手)と対処した事例 ~
一方で弱みは、その場で瞬発的に考えて判断することでした。
会議中に急に結論を求められる、想定外の論点が飛ぶ、といった場面で無理に即答すると精度が落ちやすいです。
実際に、焦って回答しようとしてオドオドしたり、思考が深めきれていない状態で曖昧な回答をして、後で訂正ややり直しが発生してしまうなどの失敗をしたことも多くありました。
そこで私は、この弱みを「克服」ではなく、どうしたら、顧客やチームに対して、悪影響のない形にできるか、最小限に損失を抑えられるかを考えました。
具体的には、下記のように工夫しました。
- 質問や相談がある場合は、事前に概要をもらっておく
- その場で解を出さず、宿題化する
- 自分の時間を確保して整理し、早めに相談・提案する
(原則、その日に結論や過程の共有は最低限行う)
このような感じで、なるべく弱みが出ないような仕組みやルールづくりをすることで、対策を行うことで、スムーズに仕事を進めやすくなったかと思います。
この例では書いていないですが、仕組みやルールに加えて、チームメンバーがあなたの弱みを補ってくれることも多々あると思いますので、チームメンバーの強みを理解し、協力を仰ぐことも効果的です。(反対に、自分の強みを活かし、ある人の弱みを補うのは大前提)
まとめ

ここで、書いた通りですが、自分の強み弱み分析をして、強みを活かし、弱みを対策することで、お客様やチームに貢献しやすく、日々の業務が楽しく、成果も出しやすくなるんじゃないかなと思います。
私自身、まだまだ模索中ですし、身をもって実験中ですが、もし、今の働き方に行き詰まりを感じていたり、努力しているけれど空回りしてしまっているのであれば、一つの解決策として、お試しになられてみてはと思います。
まず、少しでもやってみることが大切かなと思います。
完璧ではなくてもいいので、できるもの、気乗りするものからお試ししてみて頂けたら嬉しいです。
※本記事は2026年03月時点の情報です。