2026/02/17

テクノロジー

私がデジ戦で築くキャリア #01 「“理系学生担当CA”からエンジニアへ。『技術×現場視点』というキャリア」

この記事の目次

    このシリーズでは、当社のデジタルテクノロジー戦略本部(通称:デジ戦)で働く社員が、どのようにスキルを伸ばし、キャリアの幅を広げてきたのかを紹介します。キャリアチェンジの背景や挑戦のプロセス、日々の学びを通じて、デジ戦で描けるキャリアの可能性をお伝えします。

    はじめに

    エンジニアとして様々な業務を経験してみたい方
    エンジニア以外の職種の経験をお持ちの方

    向けになります。ぜひ参考になれば嬉しいです。

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    筆者プロフィール
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    所属:ビジネスイノベーション統括本部 ITソリューション第4統括部 ディレクション1部
    入社時期:2019年 新卒入社
    職種:システムエンジニア
    経歴:
    営業として新卒入社。入社半年後からはキャリアアドバイザーとして学生の就職活動を支援。
    2023年10月に社内公募を利用し、システムエンジニアへ異動。

    理系学生の専門性に触れ、痛感した「手に職」の重要性

    私のキャリアのスタートは、エンジニアとは少し離れた場所にありました。
    以前は「理系学生担当のキャリアアドバイザー」として、就職活動を行う学生さんの支援をしていました。

    理系の学生さんは、自身の専攻や研究分野という確固たる「武器」を持っています。彼らのキャリアと向き合い、「どんな技術で社会に貢献したいか」という熱い話を聞いているうちに、私自身もこう思うようになりました。

    「彼らのように、私自身もこれからの時代を生き抜くための『手に職』をつけたい」
    「技術を使って、サービスを裏側から支える側に回ってみたい」

    私自身も理系出身だったため今の仕事でも経験や知識を活かすことはできていましたが、
    CAとして人のキャリアを考える日々が、結果として自分自身のキャリアを見つめ直すきっかけとなり、社内の制度を利用してデジ戦への異動を決意しました。

    会議が「宇宙語」に聞こえ、何も頭に入ってこなかった日々

    意気揚々とエンジニアの世界に飛び込んだ私ですが、現実は想像以上に過酷でした。 異動して最初にぶつかった壁、
    それは「圧倒的な知識不足」でした。

    会議に参加しても、飛び交う単語が全くわからない。
    「API」「カラム」「クエリ」……まるで宇宙語を聞いているような気分でした。
    さらに辛かったのは、知識が追いついていない状態で、部長や事業部長といった上のレイヤーの方々へ説明する機会が増えたことです。
    準備をしても不安が消えず、緊張しっぱなしでした。

    開発会社様との会議でも、自分の理解が浅いためにその場で適切な回答ができず、持ち帰りになってしまう。
    「CA時代はあんなにスムーズに仕事ができていたのに」
    と、あまりの不甲斐なさに落ち込むこともありました。

    それでも心が折れなかったのは、周囲の粘り強いサポートがあったからです。
    初歩的な質問にも丁寧に答えてくれる周囲の存在に加え、
    「悔しい、次は絶対に答えられるようになりたい」という思いが原動力となり、
    必死に技術を吸収していきました。

    別のSFA開発で基礎を築き、希望を出して「古巣」のシステムへ

    デジ戦に異動してすぐ、私が現在の担当業務に就いたわけではありません。
    最初は全く別の営業支援システム(SFA)のチームに配属され、そこでゼロからエンジニアとしての基礎を叩き込まれました。

    数年が経ち、設計や実装の基礎体力がついてきた頃、自分の中で一つの思いが強くなりました。

    「エンジニアとしてのスキルと、元CAとしての業務知識。
     この2つを掛け合わせれば、もっと大きな価値が出せるはずだ」

    そこで私は、「かつて自分がCA時代に使っていた業務システム」を担当したいと自ら希望を出し、デジ戦内での異動を叶えました。
    自分の強みが活かせる場所へ手を挙げれば、チャンスをもらえる。
    これもデジ戦の魅力的な風土の一つです。

    「元ユーザー」だからこそ、守れるシステムがある

    念願叶って担当することになった「古巣」のシステム保守運用。 ここで、私の狙いは的中しました。

    システムの保守運用では、現場(CA)から「エラーが出た」といった問い合わせが届きます。 純粋なエンジニア視点だけでは「仕様通り動いています」で終わってしまうようなことでも、私には「その向こう側の景色」が見えていました。

    「現場の業務フロー的にここの情報は必ず必要だと思う」
    「取引先の企業側はこういうことで不安を感じているはず」

    業務の流れや、ユーザー(CA)の焦り・痛みが手に取るようにわかる。 だからこそ、「どこを優先的に直すべきか」「どう改修すれば喜ばれるか」を、解像度高く判断することができました。

    異動してまだ3か月ほどですが、新たなプロジェクトのリーダーとして業務を進めています。
    異動直後のあの「不甲斐なさ」を感じた経験があったからこそ、今、自信を持ってプロジェクトを推進できているのだと思います。

    これからの挑戦

    現場の営業やCA、学生、企業様と様々なユーザーが利用するシステムを担当し、
    以下の技術に触れながら業務を行っています。

    言語・フレームワーク: SQL
    インフラ・クラウド: AWS
    ツール: Tableau 、Dify

    CAとしての業務理解をベースに、今後はさらに技術力を磨き、
    システムの「守り(保守)」だけでなく「攻め(新規機能開発)」にも積極的に関わっていきたいと考えています。
    現場の声を一番理解しているエンジニアとして、本当に使われる機能を自分の手で実装することが今の目標です。

    デジ戦は、私のように全く異なる職種からの挑戦も温かく受け入れ、成長を待ってくれる組織です。

    最初は知識不足で悔しい思いをするかもしれません。しかし、これまでのキャリアで培ってきた「業務知識」や「顧客視点」は、エンジニアになっても決して無駄にはなりません。
    一度エンジニアとしての基礎を身につければ、社内の多様なプロジェクトの中から、あなたの過去の経験が最も輝く場所を自ら選び取ることも可能です。

    ぜひチャレンジしてみてください!

    ※本記事は2026年02月時点の情報です。

    著者:マイナビエンジニアブログ編集部