2024/07/31

テクノロジー

新人研修で学んだことと今後の抱負

この記事の目次

    はじめに

    皆さん、こんにちは。マイナビエンジニアブログ編集チームです。

    本年度も4~6月の3か月間で、デジタルテクノロジー戦略本部の新人研修が行われました。
    今回は、新卒2名の方に「新人研修で学んだことと今後の抱負」についてインタビューしました!

    新卒研修の概要

    概要は以下の記事をご覧ください。
    ※昨年度の内容になりますが、概要は今年度とほとんど同じになります。

    自己紹介

    T.Yさん(システムエンジニア/システムディレクター)

    学生時代は「システム理工学部 数理科学科」で、主に数学を学んでいました。また、教職課程も勉強していて、高校数学の教員免許を持っています。大学時代から、「論理的な思考」や「問題解決」、「人の人生に影響を与えるようなこと」に興味がありました。 マイナビであれば、サービスを利用する多くの方の人生に良い影響を与えることができ、これからITに力を入れていくという方針であるというのを就活時に知って、この会社に入社いたしました。 しかし、IT業界についてはほとんど未経験で、新たなフィールドに挑戦することに不安であり、緊張していました。

    I.Tさん(WEBアプリケーションエンジニア)

    東北出身で、大学卒業まで仙台に住んでいました。学生時代は、「工学部 電気電子工学科」に在籍していて電気情報を学んでいました。趣味でiOSアプリやモバイルゲームを開発していて、プログラミングを使った職業に興味がありました。マイナビは事業会社で事業も幅広く展開しており、IT分野も急成長していて、この環境であればITエンジニアとして成長できると思い、入社を決めました。 しかし、Webアプリ開発の経験はマイナビハッカソンインターンシップに参加したのがほとんどで、今までとは違った開発言語やフレームワークを使うと聞いていたので自分の経験を活かせるか不安でした。

    新人研修で学び得たことはありますか?

    T.Yさん(システムエンジニア/システムディレクター)

    私は研修を通して、ITに関する基礎的な知識を得ることができました。HTMLやPythonなどのプログラミング言語の基本から、ソフトウェア開発のプロセス、チームでの働き方など、多くのトピックを学びました。最初は、ITの知識やコードを書く経験がほとんどなく、毎日が学び続けるような日々でした。 研修の最後にはチーム開発を行いました。私は研修で得られた知識を活かして、複数の機能を実装できるほどの成長をしました。研修当初はコードがほとんど書けなかった自分が、複数の機能を実装できた時は、成長を実感することができました。 また、私のチームは全部8チームある内の技術賞をいただくことができました。その時の達成感は非常に大きく、チームで一つのことをやり遂げることの良さを学ぶことができました。

    I.Tさん(WEBアプリケーションエンジニア)

    私は2つあります。 (1)Web開発におけるスキル全般 AWSやデータベースなどのWeb開発におけるスキルをつけることができました。私はプログラミングの経験はありましたが、研修前まではWeb開発に関する知識はほとんどない状態でした。研修にあったAWS研修ではコンソール画面を自分で操作して、EC2サーバーの作成とセットアップを行いました。アドレスを自分のスマホに入力して、作ったサイトの画面が閲覧できた時にはWebサイトはこうやって作ることができると知れて感動しました。  またデータベースに関しても全く知らない状態でしたが、基本的な文法からテーブルの結合・設計まで学びました。研修ではSQLに関する問題集が用意されていて、コードを書きながら学習するので、まるでゲームをしているような感覚で取り組むことができました。 (2)コミュニケーションスキル 研修にはグループワークや発表する機会が多くあり、人に伝えたいことを伝えられるコミュニケーション力をつけることができました。大学時代にはほとんど個人開発しかしていなかったので、チーム開発でのコミュニケーションや自分の考えを人前でプレゼンしたりすることがとても不安でした。研修にはチーム開発や、同期の前でプレゼンする「3分間プレゼン」など多くのコミュニケーション力をつけるための機会が用意されていました。私は他の人のプレゼンでよかったところを真似してみたり、Udemyという動画学習サービスや社内で用意されているfilerという本の要約が掲載されているサービスを使ってプレゼンに関するコツを取り入れることで、コミュニケーションに対する苦手意識を少し克服することができました。

    研修を振り返って、楽しかったことはありますか?

    T.Yさん(システムエンジニア/システムディレクター)

    主に2つあります。 (1)研修を通して知識が身に付いていき、機能を実装できたこと 前述したように、研修当初はプログラミングにほとんど触ってきませんでした。しかし、研修終盤には複数の機能を実装できるほどの成長して、その結果チームメンバーから感謝されました。その時は非常に嬉しく、自分が他人に対して良い影響を与えることの楽しさに気づくことができました。 (2)与えられた課題をチームで解決できたことです。 1人では解決できないような内容でも、複数人で協力し合いながら作業を進めていき、無事解決できた時は今まで経験のない達成感と楽しさを感じることができました。チーム活動を通して、同期との仲も深めることができ、その点も嬉しく思えた点です。(そのようなチームメンバーで行く飲み会は最高です!)

    I.Tさん(WEBアプリケーションエンジニア)

    私も2つあります。 (1)Webサイトの開発と発表会 研修では学んだ技術を使って自由に開発する時間があり、その中で分からなかった部分を突き詰めたり、プログラミング経験者同士で作成したものを共有するのが楽しかったです。私以外にも経験者は多くいて、ToDoリストやクイズ、チャットアプリなどいろんなものを作っている人がいて面白かったです。私は簡単なブログアプリを作りました。 (2)自分の名刺をデザインしたこと 研修にはITに関するものだけではなく、デザインやマーケティングなどを学ぶ研修もあり、特にデザイン研修の自分の名刺を作成して同期同士で見せ合ったのが印象に残っています。私は今までデザインとは無縁の生活をしていたので、デザインの基礎である配色やレイアウトを教わり、これを意識するだけでそれっぽいデザインの名刺が作れたときは嬉しかったです。同期にはデザイナーの方もいて、成果物をみせてもらったときには凄すぎて驚かされました。この研修を通して、その後のプレゼン資料の作成や開発に活かすことができて、研修の恩恵を大いに感じることができました。


    ▲私が作ったブログアプリです。


    ▲自分でデザインした名刺です。

    逆にもっとも大変だったことは?

    T.Yさん(システムエンジニア/システムディレクター)

    2つあります。 (1)同期の方との差を感じた時 私がIT初学者だったということもありますが、私が問題を1つ解いている間に何問も解いてしまう方もいて、悔しい思いをしました。しかし、同期の方はみんな優しく、質問をしたら必ず教えてくれて、苦戦しながらも理解をして、問題を解けることが多かったです。この時に周りの環境を頼ることの重要性を学びました。 (2)基本情報技術者試験に落ちてしまったこと 社会人になりこれまでと環境が変わったというのと、研修と両立しながらだったので、試験勉強に取り組む時間が作れず、一度挑戦しましたが、落ちてしまいました。周りに受かっている同期がいる中、私は落ちてしまい、非常に悔しい思いをしました。そのため、もう一度勉強をしなおして再受験をしました。その際も研修と勉強の両立が大変でしたが、2回目の挑戦で無事合格をすることができました。隙間時間に(短い時間でも良いので)継続して勉強をすることが重要だと実感しました。

    I.Tさん(WEBアプリケーションエンジニア)

    研修の最後にはシステムをチームで開発する研修があり、要件定義からプログラミング、テストまでの一連の流れを期間中に開発して納品するのが大変でした。 要件定義では、他のチームから実装してほしい機能をヒアリングし要件定義やシステム設計をしました。依頼される機能は本当に開発期間中に実装できるか、そもそも必要なのか考えながら進めていく必要があり、大変苦労しました。 開発期間ではGitの運用やディレクトリ構成、変数の命名規則などのルールをチームで考えたためチーム開発における手法に関しても学ぶことができました。開発では特に今まで実装したことがないような検索機能や絞り込み、お気に入り機能などをシステム設計で組み込みすぎてしまったため、当初組んでいたスケジュール通りに進まず、胃を痛めてしまったメンバーがいたほど大変でした。 そこで、タスク管理の方法を見直したり、ペアプログラミングを取り入れて開発スピードを上げたり、メンバーの頑張りによって計画していた機能をほぼすべてを実装し納期日に間に合わせることができました。 また最後の成果報告会では納品した成果物が評価され、グランプリをいただくことができました。メンバーに恵まれたことや時間的に実装できるか難しい機能でも、最後まで諦めずに開発を続けることが要因ではないかと思っています。この研修は一番大変でしたが、終えたときの満足感も一番でした。(チームメンバーとの打ち上げも最高に楽しかったです!)


    ▲最後の開発演習プロジェクトで実装したサイトです。

    今後の抱負について教えてください。

    T.Yさん(システムエンジニア/システムディレクター)

    研修を通して、IT業界の魅力に気づきました。今まではサービスを利用する立場だったのが、今度はサービスを作る立場に変わり、IT技術の利便性をより一層意識するようになりました。現在はまだ配属前で具体的にどのような業務をするかは未定ですが、配属後は自分が携わるサービスを利用するユーザーの方に少しでも便利だなと思ってもらえるようなシステムを作成することが今後の抱負です。 上記の抱負を達成するためには、自己の成長が欠かせないと考えられます。そのため、自宅のPCでも開発環境を整えて、研修を振り返りながら自分でWEBサイトを作成することと基本情報技術者試験よりも難易度の高い資格に挑戦することを抱負達成のための目標として日々成長し続けたいです。マイナビにはこれらの目標を達成するための制度・環境が多くあります。そのような環境に頼りながら、抱負を達成できるよう精進していきたいです。

    I.Tさん(WEBアプリケーションエンジニア)

    この研修を通して学んだことはWebアプリケーション開発の面白さと可能性です。 入社前まではあまりWebアプリケーションを使った開発経験がなかったこともあり、言語やフレームワークの種類の多さ、Webアプリケーションの仕組みについて学ぶことが多くありました。Web業界の進歩はものすごいスピードで進んでいて、私は社会や世界中の人に大きな影響を与えることができる可能性があると思っています。マイナビは事業規模が大きい会社なので開発エンジニアにとって幅広く活躍できる環境のではないかと考えています。 そういった中で日頃から、技術に関する情報収集や開発経験を積み、いち早く戦力になれるように勉強していきたいです。

    おわりに

    2人にインタビューを行って、研修にて学び得たものはとても大きかったのだと感じました。
    デジタルテクノロジー戦略本部の新人研修ではプログラミングの分野だけでなく、チーム開発、デザイン、データサイエンス、マーケティング、さらには3分間プレゼンのようなコミュニケーションスキル向上まで幅広く行っているため、自己成長するには最適な環境ですね。
    配属後は、それぞれの部署で大いに活躍してもらいたいなと思います。

    最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

    ※本記事は2024年07月時点の情報です。

    著者:マイナビエンジニアブログ編集部