会社生活

【MynaviDejisen×Sribu】インドネシア出張レポート

はじめに

お疲れ様です。
Webマーケティング課のY.Dと申します。
専門はGA4などのマーケティング分析基盤を中心に仕事しています。

約一年ほど、マイナビが出資しているインドネシアの「企業×フリーランサー」のマッチングサービス「Sribu」に対して、私含めたデジ戦プロモーション部隊の3人でマーケティングサポートを行って参りました。

https://www.sribu.com/en
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★買収時のニュースなど
https://www.nikkei.com/compass/content/PRTKDB000001540_000002955/preview
https://www.mynavi.jp/news/2021/12/post_32688.html

サポート内容

Sribuマーケティング支援の詳細内容は以下です。

①週一の定例会議

Sribu×グローバル経営×デジ戦で会議を行います。
ここではマイナビインドネシアが通訳となり英語と日本語が入り混じる会議となっています。(英語勉強しろ)

②広告戦略の立案

Sribuではオンライン広告でGoogle広告とMeta広告を運用しており、適切なキャンペーン構造や投資金額を立案します。Sribu側CMOと打ち合わせをしながら最適な広告効果を狙います。

③計測設定

GA4やGTMなどの計測に関与するツールに関して技術的な支援をします。マイナビでも起きている数値が取れない・間違っているみたいな問題の解消をめざします。

なぜ出張したのか?【目的など】

オンラインでの会話を重ねてきた本件でしたが以下の理由で今回の話へとつながりました。

つまり、「直接会話をするため」ということです。
これは外国人だからというわけではないと思うのですが、実際に会ったこともない人・リアルでの交流がない人からの意見は基本素直に受け取ってもらえません。
人に話を聞いてもらうためには、まずは信頼関係を構築しコミュニケーションを深めることが最優先であると今回学びました。

出張場所(ジャカルタ,Sribuオフィスなど)

羽田空港からジャカルタまでは片道7時間半で、赤道直下の南国でした。日本よりも直射日光が鋭く、冷房の効きもより強いものでした。穏やかな時間がゆったり流れている雰囲気でした!

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★渋滞

なんと・・・インドネシアには信号がありません。
あまりも交通量が多く、雰囲気で横切ったり、合流したりしています。IMG\_7966.jpg

★辛い

食べ物がすべて辛いです。下記は適当に入った街のごはん屋さん。
伝統的な「ナシゴレン」などもスパイスの効いた激辛料理です。(個人的には)
※水道水が飲めない(というかアブナイ)ため氷などには注意が必要

IMG\_7967.jpg

★Sribuオフィス
ベンチャーキャピタルを感じるオフィスでした。

image (2).png
image (3).png

出張スケジュール

全体で3泊4日の出張スケジュールは以下です。

10月30日(水)

移動日なので割愛。

10月31日:木曜日

  • Ryan(CEO)挨拶:9:00-9:30
  • Alex(CMO)挨拶:9:30-10:00
  • マーケチームとのMTG①:10:00-12:00
    • 自己紹介、質疑応答、問題点の整理、解決策のディスカッション
    • [宿題] 自己紹介スライド(簡易)+Sribuへの質問を準備
  • 一緒にランチ:12:00-13:00
  • 各自手を動かす作業時間(都度質問対応・モニタリング):13:00-15:00
  • Staffinc訪問(webマーケチームとの情報交換):16:00-17:00
    • Sribuではこんなことやっているという共有
    • Staffincはどんな感じで運用しているのかのヒアリング

11月1日:金曜日

  • マーケチームとのMTG②:9:00-10:00
    • 昨日の振り返り、今日のアクション明確化
  • 各自手を動かす(都度質問対応・モニタリング):10:00-12:00
  • 一緒にランチ:12:00-13:00
  • マーケチームとのMTG③:13:00-15:00
    • 改めての問題整理、解決策のディスカッション、帰国後のそれぞれのアクション明確化
  • CEO,CMOへの成果報告:15:00-16:00
  • マイナビインドネシア訪問:16:30-17:30

11月2日(土)

帰宅日なので割愛。

出張での成果

  • 課題の再発見:直接の対話を通じて、Sribuの計測や広告キャンペーン設計の不整合、予算配分の課題など、遠隔では把握しにくかった運用上の問題を特定できました。
  • 集中した支援による意思決定への貢献:2日間にわたりデジ戦側の知見を活用し、P-MAXキャンペーンや計測精度の改善策を提案し、Sribu側の意思決定プロセスに貢献できました。
  • 戦略転換の合意形成:繁忙期戦略として、CPA悪化を一時的に許容してCV数の最大化を目指す方向へ転換する方針を共有し、獲得広告の予算の合意を得ました。

基本的には初日にヒアリングを行い、2日目に最終成果としてデジ戦チームからの提案を行いました。
以下の資料が最終的なアウトプットと言えます。

①ヒアリングまとめ

②改善提案(※抜粋)
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上記とても真面目に書いておりますが、一番は「会話ができたこと」が大きいです。
最終日には集合写真を撮りました。言葉の壁はありましたが、お互いの信頼関係を築く機会となったと感じております。

感じたこと

今回の出張は3人で行きましたので、それぞれの感想を載せておきます!

  • 日本の基準よりも細かい設定確認などがされておらず、現地で会話しながら事実確認をしないと現状を把握することが難しい。特に計測に関しては基礎的なパラメータの整理など日本では共通ルールとなっている部分も個人(企業)独自のルールとなっていたりして会話しながらすり合わせないと修正案を出せないと感じた。

  • 広告配信において、これまで改善インパクトが大きいであろう提案したものの、内容のすべてが反映されているわけではなかった。今回の出張の間に、各キャンペーンの配信目的や意図、改善アクションにつなげる際にどこが障害になっているのかなど、現地で直接コミュニケーションをとることで、どのように提案したら納得してもらえるか考えることができた。

  • デジ戦管轄のサービスは既にサービスとして成り立っているものがほとんどだと思いますが、今回の支援はまだ小さなサービスをいかに成長させるかという視点で、WEB広告施策も本当にゼロからの取り組みとなったので、戦略的マーケティングの重要性を改めて知るいい機会になりました。たった「10万円」の投資でサービスを大きく改善できる可能性を持っているということ、マーケティングサイドの目標未達が致命傷になり得ることなど、マーケターとして常に感じなくてはいけない「責任」の重さを実感しました。

まとめ

海外でビジネスの経験ができたことは非常に視野が広がる有難い経験でした。
また、英語勉強を本格的にしないとまずいなと言う感覚になりました。AIでの同時通訳も技術的にはありますが、よりリアルタイムでラフにコミュニケーションを取ることが如何に重要か気づきを得られたと思っております。

グローバル経営企画×デジ戦との連携強化は全社にも大きなメリットがあると思います。
今回の出張をきっかけで新たな東南アジア企業のマーケティング支援の話も複数上がったとのことで、こういった案件が各所で起こっている状態が起きればデジ戦グローバル化も現実になるかも・・・?

読んでいただきありがとうございました。

※本記事は2024年12月時点の内容です。

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