インタビュー

受賞者インタビュー【2】入社1年目から賞を獲得し続けているS.Mさん

はじめに

こんにちは、マイナビエンジニアブログ編集部です。

マイナビには、全社員のなかから優秀な成績をおさめた社員を表彰する、「マイナビグループ全社顕彰」という独自の表彰制度があります。受賞者には表彰状やトロフィーの授与のほか、賞金・海外旅行などの副賞が贈られます。

この栄えある賞を、システム部門のS.Mさんが3年連続で受賞されました。そこで、具体的な仕事内容や受賞に至った経緯、仕事との向き合い方などについて、お話を伺いました!

プロフィール

S.Mさん

デジタルテクノロジー戦略本部 IT企画推進部 IT企画推進課

大学で情報科学を専攻し、卒業後はエンジニアとして大手人材会社に就職。2019年にマイナビに転職し、現在はシステム部門の採用支援から人材育成、組織活性化につながる施策の策定まで、人事関連の仕事に携わる。

2020年に、中途入社1年以内の社員のなかから選ばれる「キャリア新人賞」を受賞。
そして2021年と2022年には、全社員のなかから選出される「プレイヤー賞」を受賞し、3年連続受賞となる。

趣味は、キャンプとクルマ、バイク。休日は、友人や家族とアウトドアやドライブを楽しむ。

入社1ヵ月目から、興味があった人事領域の仕事に携われるように!

新卒で入社した会社では、Webエンジニアとして勤務していました。事業会社ということもあって企画段階から深く関わることができ充実した日々を過ごしていたのですが、事業領域が狭く次第にもっといろいろなサービスに携わりたいと思うようになりました。そんななか、有名な就職サービス『マイナビ20XX』の運営をはじめ、多彩な事業を展開している当社に興味を持ちました。この会社でなら、幅広い経験を通して自分の可能性を広げていけそうだと思ったのです。

入社してすぐの頃、上司に人事領域に興味があることを伝えたら、1ヵ月目からその領域の仕事を少しずつ任せてもらえるようになりました。それから次第に人事領域の仕事が増えていき、今ではシステム部門の人事担当のような立場になっています。

具体的な業務内容は、採用イベントの企画・運営、内定者や新卒・既存社員の研修の企画・運営、組織の活性化につながる制度や福利厚生の設計・運用などです。採用面接と労務を除き、システム部門の人事に関する幅広い業務を任されています。

この仕事の魅力は、インターンシップから内定、入社後の研修まで、一人ひとりにじっくり寄り添えることです。学生から当社の社員になり、エンジニアとして成長していく様子を間近で見ることができるのが、大きなやりがいです。自分の意見やアイデアを活かし、より魅力的な組織づくりに携われるのも良い点ですね。これまでに、新卒エンジニアの研修カリキュラムの構築のほか、エンジニアのモチベーションを高めるインセンティブ制度や上司との定期的な1on1ミーティング制度の導入を実現しました。会社の人事部門と一緒に、全社員のITリテラシーの向上を目的とした、プログラミング学習ツールの導入に携わったこともあります。

正直、早い段階からここまで任せてもらえるとは想像していませんでした。業務で使用するシステムや社内制度も前の会社とまったく違ったため、入社したばかりの頃は戸惑いの連続でした。けれども、新人時代に3人のメンターをつけてもらえたほか、上司が毎週面談を実施してくれたので、スムーズに職場に馴染めたと思います。周囲のサポートのおかげで、積極的に新しいチャレンジができました。
新卒でも中途でも入社後はいろんな人が積極的に話しかけてくれてコミュニケーションやサポートをしてくれるので、仕事や職場へのキャッチアップが早くできると思います。

マイナビオフィス

既成概念にとらわれずに挑戦した結果が、表彰につながった

印象に残っているのは、入社1年目に新卒エンジニアの研修の体系化と大幅なコスト削減を実現できたことです。当時はまだ社内エンジニアが少ないこともあって、新人研修は部署ごとで実施されていました。その状況から人材育成の強化とスキルの平準化を目指し、教育カリキュラムを一新させ、部署の垣根を越えた新卒エンジニア共通の研修体制を構築しました。

また、人材育成にかかるコストを調べてみると、かなり高額であることが判明しました。少しでも費用を抑えられないかと考えてリサーチを行い、国の補助金制度に辿り着きました。その結果、新卒エンジニアの育成コストを30%削減することに成功したのです。こういった実績が会社から評価され、「キャリア新人賞」を受賞することができました。

いっぽう、その翌年に「プレイヤー賞」を受賞できた理由は、多くのエンジニアの採用に貢献したことが評価されたから。インターンシップや採用イベントの企画・運営のなかで、学生が現場のエンジニアと直接触れ合える機会をできるだけたくさん設けました。また、インターンシップや研修の情報を社内発信し、現場のエンジニアにも採用や教育に興味を持ってもらえるよう工夫しました。そういった地道な取り組みの結果、2022年に入社したエンジニアの数は前年の数倍に増えました。

入社以来、私が大切にしてきたのは、既成概念にとらわれずに新しいことにトライすることです。既にあるものに満足するのではなく、常に「今以上」を求めてアクションを起こすことが大事だと考えています。受賞を通して、「自分の考えや行動は間違っていなかったんだ」と実感できました。

また、3年連続の受賞は私だけの力ではありません。当時の上司や先輩が私の意見にしっかり耳を傾けてくれて、「好きなようにやっていいよ」「責任は取るからやってみろ」と背中を押してくれたからです。社歴や経験に関係なく、手をあげたらチャレンジできるカルチャーのおかげで、大きな成長と自信を手に入れることができました。

マイナビ全社顕彰

自分軸ではなく相手軸で物事を考え、行動することが大事!

私にとって仕事の原動力は、「この人に喜んでもらうために」「この会社をよくするために」という想い。「お金を稼ぎたい」「有名になりたい」といった自分の欲求を満たすためではなく、「誰かのために頑張ろう」という気持ちで日々の業務にあたっています。

忘れないようにしているのは、「お金は人を喜ばせて幸せにした分だけもらうもの」という意識です。「こうしてもらうと、きっとうれしいはず」と相手の立場に立って物事を考えながら、行動するよう心がけています。そういった姿勢で仕事をしていると、自然と周囲とスムーズに信頼関係を築けるようになります。そして、私のことを応援してくれたり、私が困ったときに一肌脱いでくれたりとサポートしていただく機会も増えました。

先日、常務取締役が社内講演を行ったのですが、そのなかで「システム部門は会社のエンジンだ」と言っていたことが強く印象に残っています。近年、DX(デジタル変革)というワードをいろいろなところで聞くようになったことからもわかるように、企業のプロダクトづくりにおいて、今後システム部門が果たす役割は大きくなっていくでしょう。

実際、当社ではシステム部門の採用をさらに強化していくところです。2022年には40名のシステム職の新入社員が入社しましたが、今後はさらに多くの社員を採用することになるでしょう。これからは新卒採用だけでなく、中途採用にも力を注いでいきます。

今後は、技術面のレベルアップに加えて、自分たちでプロダクトや組織の課題を見つけ出し、バージョンアップしていけるシステム部門にしていきたいです。そのためにも、エンジニアが自分のやりたい仕事に携わることができ、より多彩なキャリアパスを実現して、さらに快適に働ける組織にしていくことが目標です。そんな職場になれば、より優秀で多様な人材が当社を選んでくれるようになり、システム部門の可能性がさらに広がっていくでしょう。

※本記事は2022年11月時点の内容です。

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