インタビュー

社員インタビュー【1】”ユーザー視点”を大切に『マイナビ20XX』の付加価値を高めるI.Nさん(Webマーケター)

はじめに

「より良い社会を目指すため、さまざまな課題解決ができるビジネスに携わりたい」という想いで、就職活動をスタートさせたI.Nさん。そんななか、世の中に大きな影響を与えるサービスを展開し、“ユーザー視点”を大切にしながら事業展開を行っている点に魅力を感じて、マイナビへの就職を決める。入社以来、データ分析や各種施策を通して『マイナビ20XX』の付加価値を高めているI.Nさんに、仕事のやりがいや働くうえで大切にしていることなどを教えてもらった。

プロフィール

I.Nさん

就職情報事業本部 ナビ統括本部
ITサイト戦略部 ITサイト戦略課

学生時代は、プロダクトデザインを専攻。人の認知や感性を数値化したり、サービスやプロダクトのデザインをしたりといった作業過程の研究に携わる。2021年、新卒でマイナビに入社。以来、Webマーケターとして『マイナビ20XX』(学生を対象とした新卒就職情報サイト)のデータ分析や各種施策の検討・運用などを担当している。趣味は、イラストレーション制作やDIY、音楽など。休日は、友人と古着やアンティーク雑貨のショップをまわったり、お酒を飲みに行ったりすることが多いという。

ミッションは『マイナビ20XX』の利用者を増やし、満足度を向上させること

就職活動で大切にした軸は、社会問題を解消できるビジネスかどうか。塾講師のアルバイトで発達障害の子どもと接し、誰もが自分の個性を活かして活躍できる社会にしたいという気持ちが強まりました。また、学生時代に人の心の動きを分析する研究を行っていたことから、“ユーザー視点”を大切にしながら事業を展開している会社に入りたいと思っていました。そんななか、私の理想にもっとも近かったのが当社でした。

一番印象に残っているのは、新卒向けの就職サービス『マイナビ20XX』のトップ画面に、「応募可能な企業〇社以上!」と掲載されていたことです。私たちの学年はコロナ禍の影響で内定率が下がるなど、就職活動に苦戦。そんな状況だったので、「応募できる企業がこんなにあるから、不安に感じなくても大丈夫」という意図が感じられて、学生の気持ちに寄り添ったサービス運用をしているのが素敵だなと思ったのを今でもよく覚えています。また、Webマーケティングに興味があり、企画からデータ分析、施策提案まで、大きな裁量を持ってトータルで携われる点もマイナビの魅力でした。

私の仕事は、Webマーケティングを通して『マイナビ20XX』の利用者を増やし、満足度を向上させることです。具体的には、ユーザーの利用&進捗状況の確認や行動データの分析を行い、Webサイトやアプリに追加する機能・コンテンツの提案や自動でメール・プッシュを配信するツールの運用を実施しています。


最初に任されたのは、ユーザーに自動配信するメールの内容の見直しでした。そこから経験を積み重ねていき、1年目後半には自動配信ツールを用いた、誰に何をどのように配信するかのロジック検討を任されるようになりました。そこでは、反応が悪いメールに対し、配信対象者を見直したり、誰にどんな企業や情報を見せれば反応してくれるか、会員の行動データを分析しました。

その分析を通して、熱意があっても『マイナビ20XX』の使い方がわからないなどの理由から、インターンシップへの応募をためらう学生が少なくないことが判明し、新規登録者に送るメールをリニューアルしました。例えばメールの文面も、「〇〇さんへ向けた新しいインターンシップ」から「〇〇さんに見てほしいインターンシップ」にするなど、より“個”に訴えかける内容へと変更しました。私が実施した施策の効果だけではないと思いますが、前年よりもページへの流入が増えたという結果を見たときにはうれしかったです。

人生の大きなターニングポイントをサポートできるのがやりがい

大きなやりがいを味わえたのは、夏以降も就職活動を続けている学生に向けたコンテンツ施策を行ったときのことです。その時期にアクションを起こしているということは、苦戦している可能性があります。そこで、「職種別採用を実施している会社」「働きやすい会社」といった、テーマごとに企業を探すことができるコンテンツを手がけ、学生と企業のマッチングの効率化を目指しました。企業への応募につながった結果が確認できており、少しでも学生の役に立てているならうれしいです。

スケールの大きなサービス『マイナビ20XX』の新機能の開発提案に、若手のうちから携われるのもやりがいのひとつだと思います。適性診断の結果などから向いている業種や職種を紹介する「MATCH plus」というコンテンツがあるのですが、そこの診断結果を企業のインターンシップ情報に紐づけて、自分の適性に合った企業を表示する機能提案を行ったことがあります。総合的に判断した結果、採用には至りませんでしたが、ユーザーの課題解決に向けて自分の意見やアイデアを積極的に発信していけるのが魅力です。

『マイナビ20XX』は、人生の大きなターニングポイントのひとつである“就職”をサポートするサービスです。学生さんに寄り添いながら、理想の企業と出会うための支援ができる仕事なので、高いモチベーションで仕事に打ち込むことができています。

常に“ユーザー視点”を忘れないために意識しているのは、学生が初めてコンテンツに触れた瞬間の感情をイメージすること。「違和感を抱かないか?」「自然に頭に入ってくる内容か?」「不快に感じる点はないか?」など、さまざまな角度から検証し、コンテンツの画面イメージや文言を考えるように心掛けています。また、当社がリリースしている『大学生就職意識調査』などの情報も活用しています。そのほか、SNSで「23卒 インターンシップ」と検索するなどして、学生の志向を探ることもあります。

ただ、そういった努力が必ずしも実を結ぶとは限りません。「ユーザーはこう考えるはずだ」と思っていたら、自分の思い込みにしか過ぎなかったということも。正解がないので難しい仕事ですが、同時にそこがおもしろみにつながっています。

学生に近い感覚で物事を考えられることが、私の武器

『マイナビ20XX』のWebマーケティングを行ううえで、若手であることは大きな武器になると考えています。なぜなら、数年前まで自分が学生だったのでユーザーに近い感覚を持っているからです。上司たちも私の声にしっかり耳を傾けてくれますし、いい意見であれば即採用してもらえます。誰もが自由に意見でき、コミュニケーションが活発な職場だからこそ、さらに価値あるサービスへと成長させていけるのだと感じています。

上司に言われた言葉で忘れられないのは、「他人がしてくれた事実に感謝しよう」という一言です。例えば、みんなのスケジュールを調整して会議のセッティングをしてくれた人に対して、それを当たり前と思うのではなく、労いの言葉をかける。そんなちょっとした心遣いで、お互いが気持ちよく働けるということを学びました。
『マイナビ20XX』は多くの学生や企業から支持されているサービスですが、まだまだユーザーが本当に必要としている情報を届けきれていないと感じています。新たなコンテンツの提案や機能の開発などを通して、ユーザーのさらなる満足度アップを実現させることが今の目標です。

また、就職活動で大変な思いをしている学生もたくさんいるでしょう。そういった方々が一人でも少なくなるようにしていくことも、目標のひとつです。自分の提案でユーザーの人生に何らかのプラス要素が与えられるように、これからも仕事に取り組んでいきたいです。

※本記事は2022年12月時点の内容です。

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