2023/11/16

テクノロジー

Udemyを活用した新制度の基本情報技術者試験合格体験記

この記事の目次

    はじめに

    情報系の学部出身ではないですが、二ヶ月で基本情報処理技術者試験を合格できました!今回は合格までの道のりを記録としてまとめさせていただきます。
    これから基本情報処理技術者試験にチャレンジするぞ!という方の参考になればと思います。

    プロフィール

    新社会人(2023年4月入社)
    デザイン系の学部の為ITは未学習
    インターンなどでプログラミングをしていたのでコードは多少書けるレベル

    受験のきっかけ

    正直なところプログラミング経験には多少自信があったのですが…入社してすぐ、ITの基礎研修にて事件が起こりました…

    IT用語が全く分からないんです…! (プロトコル? ファイアウォール? 何の話…?)“

    さすがにまずいと思い、研修期間中に受けると受けると決めていた 基本情報技術者試験 で最低限のITスキルを付けようと考え、本格的に勉強を始めました。

    試験概要

    基本情報処理技術者試験とは

    情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
    https://cbt-s.com/examinee/examination/fe より)
    エンジニアとして基礎的な知識を問う試験になります。

    試験概要

    A問題・B問題ともに パソコンを用いたマークシート方式(CBT方式)です。

    科目A

    試験時間: 90分
    内容: テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から四択でそれぞれ出題されます。
    問題数: 60問 (テクノロジ系: 41問、マネジメント系: 7問、ストラテジ系: 12問)

    科目B

    試験時間: 100分
    内容: アルゴリズム・プログラミングとセキュリティーの2分野から問題が出題されます。アルゴリズム・プログラミング分野は、疑似言語を用いた出題になります。
    問題数: 20問 (アルゴリズム・プログラミング分野: 16問、セキュリティー: 4問)

    難易度

    合格要件として、A問題 B問題ともに600/1000点を超える必要があります。

    受験者数合格者数合格率
    R2秋季52993人25499人48.1%
    R3春季32238人13522人41.9%
    R3秋季52831人21167人40.1%

    新制度移行前は、23~25%程度でしたが、新制度移行後に合格率が上がりました!合格率は40%台に上昇したので少し易化しているのかもしれません!

    勉強をした感じ、指定の範囲を繰り返し学習すれば短期間での合格が可能だと思います!
    情報学部の方は、A問題も少し学習すれば合格点に達すると思います!
    プログラミング経験者の方は、B問題も問題の解き方や流れも十分に練習すれば合格点に達すると思います!
    ※あくまで体感です

    勉強方法

    全体スケジュール

    試験の2か月前から、本格的に勉強を開始しました。
    最初の二週間は、IT初学者向けの動画を視聴して、ITの基礎を学習しました。
    デジ戦ではUdemyのアカウントを1人1つ付与しているためUdemyの動画での学習です。
    そのあとに、基本情報処理技術者試験対策の動画と過去問道場を並行し、午前対策を行いました。
    試験から3週間ほど前から午後問題対策の動画を視聴し、問題演習を行いました!

    結果

    結果としては、
    午前問題: 805/1000 午後問題: 840/1000

    と元々、ITの基礎知識はありませんでしたが合格することができました!

    次に対策方法を見ていきます!

    基本情報処理技術者試験 A問題(午前問題)対策

    Udemy動画教材① ~始めから効率よく学ぶ~ 基本情報技術者試験 最速 合格講座

    ITの基礎知識を学習すべく、最初に学んだ講座です!
    基礎理論〜セキュリティーなどのテクノロジー分野全般 + B問題を学習することができます!
    IT全般のイメージを持つのにとても役立つのでおすすめです!僕は、テクノロジー系の動画を受講しました。動画も一分野1時間ほどで見れます!
    ですが、午前問題で更に高得点を取るためにもう1講座受講しました。

    https://www.udemy.com/course/lerning-fe

    Udemy動画教材② 現役講師が教える【基本情報技術者試験 科目A】講座

    Udemy動画教材①よりもより実践的な内容を学べるのが、「現役講師が教える【基本情報技術者試験 科目A】講座」です。

    動画の中で理論の解説・実際の過去問の演習を行うような形になります。
    動画の中で実際の問題のイメージをつけることができるのでこの講座を学習すれば、もう過去問に入っても大丈夫だと思います!

    https://www.udemy.com/course/kihon_joho

    基本情報技術者過去問道場

    実際に動画教材や本で学んだら次は実践です。動画で学んだ範囲の過去問を「基本情報技術者過去問道場」で学習します。
    自分は全範囲全問題を演習したのですが、演習してみて75%ほど正答できていれば、その範囲に関しては追加で過去数年分の問題を演習すれば十分だと思います。

    https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

    IPA公式 サンプル問題

    IPA公式からも2023年改定後のサンプル問題が出題されています。問題自体の基本的な変更はありませんが、問題の難易度をつかんでおくにはとても有用な問題だと思います。

    https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/henkou/2022/20221226.html

    基本情報処理技術者試験 B問題(午後問題)対策

    Udemy動画教材③ 現役講師が教える【基本情報技術者試験 科目B】科目B対策専門コース

    Udemy動画教材②の講師の方が解説されている午後問題対策講座、「現役講師が教える【基本情報技術者試験 科目B】Javaプログラミング言語を使った、科目B対策専門コース」です。

    こちらの問題は午後問題のために必要な考え方や例題演習と解説を行ってくれるような教材です。
    新方式に移行して問題がだいぶ変更になっていますが、まだ過去問や対策問題が少ないためこの教材の中に含まれている類題はとても勉強になりました。おすすめです。

    https://www.udemy.com/course/kihon_joho_b

    IPA公式 サンプル問題

    B問題に関しても、IPA公式から2023年改定後のサンプル問題が出題されています。一回分(20問) と 6問がサンプル問題として、公開されているので必須で解きたい内容になります!

    https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/henkou/2022/20221226.html

    まとめ

    基本情報を勉強して良かったこと

    基本情報を勉強してみて、幅広いITに触れることができました。当初、「IT用語が全く分からない」という不安が解消されて、研修・業務中に出てくる単語も基本情報処理技術者で勉強したから理解が出来る!ということが増えたので間違いなく資格を取得して良かったです。
     

    おわりに

    以上が、自分の基本情報処理技術者の合格体験記になります!
    まだまだ未熟ですが、取得した基本情報を活かして今後の業務に取り組んで行きます!

    ITの基礎的な知識を習得されたい方はぜひ挑戦してみてください!
    最後までご覧いただきありがとうございました!

    ※本記事は2023年11月時点の情報です。

    著者:マイナビエンジニアブログ編集部