インタビュー

社員インタビュー【10】自然言語処理を用いて社内の業務効率化を実現するY.Nさん(データサイエンティスト)

はじめに

Y.Nさんは入社以来、自然言語処理を用いて社内の業務効率化を実現する仕事に携わっている。機械学習で文章を要約する技術や、AIを活用した社内Q&Aシステムの開発は、その一例だ。また、現在は学生時代に学んだ音声認識技術を活かせるプロジェクトにも挑戦しているという。入社2年目ながら最先端のプロジェクトを通して新たな価値を創造し続けているY.Nさんに、入社後の教育体制やこれまでのキャリアパス、仕事で心がけていることなどについて伺った。

プロフィール

Y.Nさん

デジタルテクノロジー戦略本部 エンジニアリング統括部
AIシステム部 AIシステム2課

大学時代は、情報工学部電子情報工学科に在籍。ハードウェアやソフトウェアについて広く浅く学び、研究室では音声情報処理の研究に携わる。大きなサービスに携わることができ、多くの人に貢献できる事業を展開しているマイナビに魅力を感じて、2021年に新卒で入社。以来、AIを活用して社内の業務改善を実現するシステムを手がけている。休日はよく東京ディズニーリゾートに行っている。お気に入りの食べ物やアトラクションに憩いのひと時を感じているという。

教育制度にもしっかり表れている、人を大切にする社風

情報系学部出身で、学生時代は音声情報処理の研究室に所属し、スマートスピーカーに関する、ソフトウェア開発に携わっていました。就職活動をスタートさせるにあたって重視したのは、携われるサービスの規模感です。大きなサービスに関われる会社に絞って、企業研究を進めていきました。たくさんの人に貢献できる仕事かどうかも、重視したことのひとつ。そんななか、次第に人材ビジネスへの興味が増していったのです。

私の理想に、ぴったり合致したのが当社でした。最終的な決め手は、採用担当者が親身に接してくれたからです。面接のたびによかった点や悪かった点をフィードバックしてくれ、一人ひとりの学生を大切にする姿勢に感動し、入社することにしました。

人を大切にする当社の社風は、教育制度にも表れています。ITコースの研修は、約半年間。社会人マナーからロジカルシンキング、ITの基礎講座まで、さまざまなカリキュラムが用意されていました。私は情報系学部出身なのですが、このときの研修で初めてチーム開発に挑戦しました。IT技術ももちろんですが、コミュニケーションは、「伝える」ことではなく「伝わる」ことが大事だということを学ぶことができました。

入社後に配属されたのは、AI関連の技術検証やデータ分析、アプリ開発を行う部署です。そこでも2カ月ほどかけて、実務に即した研修がありました。自然言語処理に関する最新の技術を学べたのが、とても印象に残っています。

入社1年目の1月以降は、研修と実践の両輪でスキルアップを図っていきました。研修で学んだ内容をすぐ実践で試せたり、実践のなかで生じた疑問を研修で解決できたりと、効率よく学べたと実感しています。また、研修の一環で画像認識アプリの開発にもチャレンジ。先輩とペアになってプログラミングを行う“ペアプロ”も、とても学びのあるものでした。

入社2年目で、プロジェクトのリーダーに抜擢された

現在は、自然言語処理を用いることで業務を効率化する仕事に携わっています。例えば、少しだけ関わったのが機械学習で文章を要約する技術の開発です。これは長文のメールの内容から重要な部分を抽出することで、瞬時に読み手に内容を伝えるというものです。

入社2年目の10月からは、AIを活用した社内Q&Aシステムの開発を担当しています。機械学習を通してロボットが回答するシステムを構築することで、社内のあらゆる問い合わせの自動化にチャレンジしています。このプロジェクトではリーダー的なポジションに抜擢されました。想像以上に早く責任ある仕事を任せてもらえたことに、とても驚いています。

また、現在は学生時代に学んだ音声認識技術を活かせるプロジェクトにも挑戦中。具体的には、音声データの文字起こしに関する技術開発に携わっており、完成すれば会議の議事録作成の自動化などを実現できるかもしれません。

私が手がけているのは、まったくのゼロから新しいものを生み出す仕事です。社内でも未知な部分が多いので、自分のリサーチ力やアイデアがとても重要だと日々感じています。壁にぶつかることも少なくありませんが、自分の頭のなかに描いたイメージが少しずつカタチになっていくのが、楽しくて仕方ありません。しかも、当社は社員数が多いので、自分が開発したものをたくさんの人に使ってもらえるチャンスがある。ですから、日々大きな働きがいを感じながら、仕事に打ち込むことができています。

当社に入社して、技術力が身についたと同時に、人間的にも成長できたと実感しています。私はもともと人前に出て何かをするのが苦手だったのですが、横のつながりを強化したいと考え、自ら同期の勉強会を企画しました。仕事で身についた行動力を活かすことができた、印象深いエピソードです。

音声認識技術を活かして、新しい価値を生み出したい

仕事をするうえで心がけているのは、「ボールを長く持ちすぎない」ことです。つまり、自分が担当している仕事は早めにさばくということ。すると、自分の手元で仕事が滞ることがなく、全体の進捗がスムーズに進みます。ボールを早めにパスすることで、自分への負担を軽くできるというメリットも。「ボールを長く持ちすぎない」ことは、プロジェクトの進捗だけでなく、自分の精神面にもいい影響があると感じています。

また、常に新しいことをインプットすることも、大切にしていることのひとつです。私は入社以来、出社前に1.5時間ほどカフェで勉強することを習慣にしています。AIなど技術的なことだけでなく、人間力アップや語学スキルを向上すべく学んでいるところです。

一般的に、経験が浅い若手社員は指示待ちになりがちです。ところが、当社の場合はそういったことがなく、若手のうちから主体的に活躍できるのが魅力だと言えるでしょう。しかも、多彩なサービスを展開しているので、社内のナレッジが多種多様。そのため、いろいろな経験を積めるチャンスにあふれています。

AI分野は、技術の発展スピードが目まぐるしいのが特徴です。向上心を持って常に新しいことを吸収し、これからも成長していきたいと思っています。また、学生時代に学んだ音声認識技術を活かして、新しい価値を生み出すことも目標のひとつ。AIが回答を自動生成するチャットボットの音声版など、アイデア次第で多くの可能性が広がっているでしょう。

一緒に働きたいのは、自ら率先してアクションを起こせる方。そういった方なら、若手のうちから大きなチャンスをものにできると思います。また、コツコツ地道に学び続けられる方も大歓迎。ぜひ私たちと一緒にAIを駆使した新たなシステムを開発し、社内の業務改善を実現させていきましょう。

※本記事は2023年02月時点の内容です。

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